佐藤康行の言葉をお伝えします。
「永遠」とは時間を示しているのではないのです。
「永遠」というのはいまのことをいっているのです。
過去も未来もどこにもないのです。
いつまでたってもいましかないのです。
いまの連続作業なのです。
いまという瞬間が「永遠」なのです。
いまは全体であり、いまは宇宙だともいえるのです。
私たち一人ひとりは、いまを活かしきったとき、自分の命を活かすということになるのです。
天命を知るためには、いまを活かしきるしかないのです。
いまを生きていれば、天命が観えてくるのです。
何事でも、目の前にあることを全力でやってみたとき、向いているか向いていないかがわかります。
サッカーの選手になりたいと頭のなかで考えているくらいなら、一度全力でぶつかってみたらいいのです。
プロを目指す選手たちにまじってやってみればいいのです。
そうしたら、「こりゃー、全然かなわないな」ということがわかるかもしれません。
中途半端にやっていたらわからないのです。
「オレも真剣にやればできるはずだ」といつまでも錯覚をしてしまう可能性があるからです。
とにかく何でも全力で最後までやってみることです。
会社のような組織では、全体をまとめるために具体的な売上目標などはどうしても必要になってきますが、個人の命を活かすという観点で観たときは、目標を持つより、いまを生きることによって未来を変化させていくほうがいいのです。
未来はこうなるといって固定化するよりも、変化していく未来を楽しみに待っていたほうがずっと楽しく、いいではありませんか。
いまこの瞬間に自分のすべてを活かしきったときに未来は変わっていくのです。
いま仕事を一生懸命にやっているのと、パチンコをやっているのでは未来は変わってくるということです。
誰もどう未来が変わっていくかはわかりません。
しかし、目標を持つことによって、未来を固定化してしまったら、そのような方向にしか力を出せないようになってしまいます。
いま持てる力を出し切ることによって、自分の本来の役割を発見しやすくなります。
ですから、天命を知るためには、いまを生きることなのです。