今日の佐藤先生の言葉は大嫌いなヤツの美点なんて書けない!という方へです。
世の中に、 美点ない人というのは存在しません。あなたを悩ませる相手やあなたを苦しめている相手にも美点はあります。
どんな人にも、その人ならではの美点が必ずあるものです。
例えば、あなたが職場の上司とうまくいってないとします。
その上司の美点発見をしようとしても「面倒くさいことは全部押しつけてくる」「無理難題を言う」など、不満ばかりが噴出してくるかもしれません。
そんなときには、視点を切り替えて、嫌なことを別の側面から眺めてみましょう。
「人に仕事を押しつけて、残業せずに帰宅するのは家族を大切にしているから」
「一見、難題に見えても、目標を高く設定することで成長させようとしてくれている」といった具合です。
このようにマイナス面をプラスとしてとらえて、よく探してみると美点が見つかるはずです。
不思議なことに、だんだん慣れてくると嫌だなと感じていた一面さえ美点だと
しか思えないようになってきます。
ここに典型的なパワハラ上司がいたとします。その上司は、あなたの仕事に対して、気に入らないことを見つけては注意ばかりしてきます。
「あんな上司に美点なんか見つからない」と思うのは当然です。
しかし、どんな人にも美点は必ずあります。例えば「もう新入社員じゃないのだから」と折に触れて言われているとしたら、その発言を「若手のうちにミスをなくそうとしてくれている」ととらえてみるのです。
このようにあまり美点が見つからないときは、あえて嫌いな一面から考えてみるのもいいでしょう。
嫌な相手でも、見方が変わると、相手もあなたの美点を探してくれるようになるものです。あなたが美点発見を実践することで、嫌だった上司を変えてしまうこともできるのです。