今日の佐藤先生の言葉は「頑張れ」よりも100倍元気が出る言葉です。
人を励ますときに、つい「頑張って」と言ってしまいがちです。しかし
「頑張って」という言葉にはかなり注意が必要です。
自分は励ましたくて「頑張れ」と言っているつもりでも、相手からは
「自分はまだ頑張ってないってこと?」というニュアンスで受け取られて
しまうことがあるからです。
相手が精神的な不調を抱えている場合はなおさらです。
相手をさらに追いつめてしまうこともある、危険な言葉だと知って
おいてください。
誤解を与えずに相手を元気づけたい、励ましたいと思うなら、その人の
美点を見つけるようにします。
美点発見をすることで、「あなたはよくやっている」と認めてあげるのです。
そもそも、人が落ち込むのは、何か満たされないことがあるからです。
自分は満たされていると感じられれば、相手はそれこと一瞬で元気になります。
美点発見する内容は、どんなことでもいいのです。
「〇〇さん、今日は輝いていますね。何かいいことがあったんですか。」
「〇〇君は、本当に優しいね。いつもありがとう」
特に励まそうと思わなくても、あらゆる場面で美点を見つけ、相手を
認めるようにしてみましょう。そうすれば、その人の表情がパッと
明るくなるはずです。
それは、自分のことも認めてもらえるようになるということ。
自分が認められると、相手のことも認め返したくなるものなのです。
美点を見つけ伝える行為は、相手を喜ばせて自分も嬉しくなって、
いいこともずくめです。