佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
自分の周りに起こることは、全て自分を映しだしている鏡なのです。
そう思って間違いありません。
その人を好きだと思えば、自然に相手には伝わり、相手からも好意の波動が返ってくるのです。
ですから、相手に好意を持ってもらおうとしたら、まず、自分が相手のことを好きになることなのです。
相手がよほど自分に興味を持っている場合を除いては、自分は何もせずに、好かれたいとか、よく思われたいとしても無理です。
まず、相手のことを好きになることなのです。
相手のよい点だけを、見つめるようにするのです。
相手を好きになれば、相手に喜んでもらうための、知恵やアイデアが湧き出てきます。
そして、それを実行するのです。
好きだという思いだけでも、伝わらないことはないのですが、相手に喜んでもらう行動が伴って、初めてはっきりと相手に好意が伝わるのです。
自分から相手を思いやる気持ちが、大きければ大きいほど、その分の知恵やアイデアが湧き出てきますし、大胆な行動がとれます。
そして、それに比例して、相手からも好かれるのです。
ただ、注意しなければならないことは、知恵やアイデア、そしてそれに伴う行動が、本当に相手のことを思って、相手に喜んでもらえることかどうかということです。
一歩間違うと、自己主張だけで、自己満足の世界になってしまうのです。
このような場合は、起こした行動が、逆作用して、結果としては相手に嫌われることになってしまいます。
商売でも、お客様を思う気持ちがあれば、お客様に喜んでもらうことを考えるようになり、自然とそれが伝わって、お客様もたくさん来てくれるようになるのです。
ですから、自分から最初に相手を好きになるということが大切なのです。
しかし、ただ心の中で好きになっただけでは足りないのです。
好きになったら、行動に現わさなければ結果は出ないのです。
お客様を好きになるということは、それだけお客様に喜んでもらおうというように知恵を働かせることで、それが工夫になり、最終的にお客様に伝わるのです。
すると、この店はいい店だ、この会社はいい会社だという評判が出てくるのです。
いい店だ、いい会社だと言われることは、すなわち自分の考え、自分そのものが評価されているということなのです。
お店や会社には自分の思い、考えが必ず反映されますから、それらは自分の一部なのだということなのです。
お店や会社が好かれたというのは、自分が好かれたということなのです。
自分が好きになった分だけ好かれるというのはそういうことです。