1581.弱い人の方が運を引き寄せやすい

真我日記

佐藤先生の言葉をお伝えします。著者幸せな結婚の法則より
かつては女性に苦手意識をもっていたHさんでしたが、それは「男である自分を嫌っていた」せいかもしれません。

「本当の自分」を取り戻せば、男である自分をちゃんと受け入れ、自信を持つことができます。

すると、無理なく自然に異性を受け入れて愛しあい、労りあえる関係が築けるのです。

彼自身、「なぜ運命が大きく転換したかわからない」と言っていますが、そもそも変化を起こすための努力は必要ありません。

自転車の乗り方でもそうですが、一度マスターすれば次から乗るときに努力はいらないですね。

同じように、真我に目覚めれば努力して物事を成し遂げる必要は一切なくなります。

ただ愛の心、感謝の心で喜びを振りまき、「もらう」より「与える」行動をするだけで運命はより良い方向へ展開していくのです。

ところで、運命をダイナミックに転換させるにはその人の意志の強さがカギを握ると思われていますが、私の印象では意志が「強い人」よりも「弱い人」のほうが幸運を引き寄せやすいと感じています。

人付き合いや仕事の場面でも、Hさんはどちらかといえば消極的な態度でした。

「強い人」か「弱い人」か……と言われれば「弱い人」に該当するかもしれません。

そんな彼が運命を大転換できたのは、「自分ではどうにもならない」と人生に全面降伏したからではないでしょうか。

両手を挙げて降参した人は、自らの失敗を謙虚に受け止め、他人の意見を吸収しようとする素直さがあります。

私の本を読んですぐに会いに来てくれたのも、彼がギリギリまで追い詰められたことによる実行力と言えるでしょう。

弱い人は自分の負けをすぐに認め、素直に人の意見を聞いて反省します。

何ごとも正面から受け止めて真摯に対応すれば、失敗は一転して大成功を生むのです。

そして、「成功したのは自分の力だけではない。支えてくれた人たちのおかげだ」という周りへの感謝の気持ちが、ますます運を向上させてくれるのだと思います。