写真は丸亀製麺のタルタルとり天丼です。とり天最高でした。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
【質疑応答1】
研修生:
人の話を聞くということについて質問です。
どうしても人の話を聞いてる間に、自分と照らし合わせたり、
自分の心のフィルターを通して聞いてしまいます。
そうすると、人の本当の悩みはどこにあるのか、違った感じに聞いてしまったり、
大事なことを聞き落したりする可能性が不安なんですけど、どうでしょうか?
佐藤先生:
そうね。そのために訓練してるんです。
オウム返しって、もっと言うなら「鏡返し」と言ってもいい。
相手が言ってることをキャッチして、そのまんまお返しする。
そのための訓練なんです。
相手が言ったことを黙って聞いて、そのまま何も言わないと、
自分なりの理解で勝手に相手のことを評価して、勝手にそう思い込んじゃったりする。
そうならないための訓練を何回もやってるわけです。
「今、Nさんは、こういうふうにおっしゃいましたよね。
『自分のフィルターをどうしても通すんで、どうしても不安なんですけど、
相手を正しく聞けないんですけど』そうおっしゃいましたよね」とお返しする。
そうすると、「ああ、分かってくれた」と思うでしょう?
そういうことです。
それを、「フィルターを通すって、何で分からないんだろうな」とか、
いろんな余計なことを考えちゃってね。
それは自分のフィルターを通してる。
とにかく相手はそう思ってるんだから、それをそのまんま。
だから、自分をここまで全部入れないんです。
ここに置いておくんです、相手の言ってることを。
相手の言ってることを、ここでとどめるんです。
そして、そのまんま返す。
「今、こういうことをおっしゃったのは、こういうことですね」
そこに当然評価とか、そういうものは入れない。
【質疑応答2】
研修生:
私も相談者の話を聞いてる時に、その人が言わんとすることを聞くというよりも、
「私に何かできることはないかな」とか、相談者が出していることに対して、
「こうしたらどうですか」みたいなものがどうしても出てきてしまうという状態で、
どうしてもそうなってしまうのはどうしたらいいのでしょうか?
佐藤先生:
ある程度ご年齢が行ってらっしゃる方は、長い人生を生きてるわけ。
そのように、人のために一生懸命やってこられた方だから、そういう長年の癖がついてる。
ずうっと何十年も若い子なんかに相談されると、
「こうしたらいいんじゃない、ああしたらいいんじゃない?」と、
やってこられた面もありますよね。
それが染みついてるわけです。
一発でそれが治ったら天才ですよ。
そのために、そうならないように訓練をしてるんです。
例えば、「あなたはこうしたらいいんでしょう?」と言って、
もし本当にその人がその通りやったらどう思います?
研修生:怖いですね。
佐藤先生:
怖いね。怖いのが普通ですよね。
もしあなたの言う通りやったらどうしますか?
あなたの言う通りやりました。
それも人生を左右するようなことです。
もしかしたら、命に関わるかもしれない。
心のことってのは、実は常に命に関わってるんです。
だから、気をつけなきゃいけない。
そのことによって方向性が変わる可能性もあるわけです。
責任は持てないでしょう?
だから、そこのところがYSプロカウンセラーというのはかなり重要にしてるんです。
なのに、アドバイスもしてないのに、相手はよみがえっていく。
先ほど、何人もの方、出ましたよね。
鏡返しをしてるだけなのに、相手はよみがえってくる。
なぜかというと、常に相手は真我だし、自分も真我で受け止めて、真我の鏡返しをしてる。
これは全部「あ、そうだな」と思って、自分で判断してることになるわけです、本人が。
アドバイスじゃないわけです。
ある程度年齢を重ねた方には、そうだなと思い知らされる質疑応答かも知れません。
しかし、これができたら、素晴らしいですね。
若干ハードルが高いかも知れませんが、その効果は絶大となるでしょう。
明日は、さらに具体的なところを見ていきます。