1824.うちの子供が問題なんです

真我日記

写真は愛媛のゆるキャラのダークみきゃんです。   
みきゃんのライバルです。ダークみきゃんも味があって可愛いです。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

【家族複数でのカウンセリング】
多くの場合、子供が、妻が、夫が、または兄弟が何か心の病や悩みがあり、
それを解決する糸口を見出す為に本人に付き添って、佐藤先生に相談に来られます。

例えば、親子の場合ですと、
ご両親、または、父親、母親が「この子がこういう状態なのですが、何とかならないでしょうか?」というものだったりします。

同居されている家族の場合は特に、問題を抱える本人の環境を左右するケースが多く、
家族側にも原因が潜んでいる場合も少なくありません。

こういう場面での相談、カウンセリングで特に難しいと感じるのは、
一緒に同席された方々が、
「自分には何も原因も問題もない、子供の問題だ」と思って、同席されている場合です。

もちろん悪意があるわけではなく、心の仕組みを理解されていないだけなのですが。

これまで佐藤先生のカウンセリングの急所を見てきて、
人には、根本原因と環境原因があることは理解できています。

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根本原因は、心の根っこにあるもので、
俗に言う「トラウマ(心の傷)」もこれに含まれます。
これは、親との関係が大部分を占めます。
そして病気などの根本原因には、心の他に、遺伝子もあると考えられるでしょう。

環境原因というのは、今、もしくはその当時の状況や置かれている環境、
そしてその時間、空間を共にした人間関係と考えてもらえると良いと思います。

―――――――――――― 奇跡を呼び込む「わがままスッキリノート」(たま出版)より

実は、その子供本人の心を作っている根本原因に深く関与している人こそ、
目の前に同席しているご両親だったりするのです。

さらに、同居している場合ですと、根本原因のみならず、
環境原因にも関与しているというある意味ダブルパンチなわけです。

そもそも原因を作っている張本人の両親から、
逆に「お前の問題だ」という暗黙の攻撃を受けている場合には、
やはり深刻であると言わざるを得ないでしょう。

このような背景を理解し、相談を受け、
カウンセリングをするとなるとどうなるでしょうか?

【一般のカウンセリングの場合】
通常行われる一般のカウンセリングでは、

まず、両者からお話を伺います。
それぞれの言い分があります。
もっとも、家族の前では、言いたいも十分にいえない場合もありますが、
言える範囲でお話を伺います。

中にはその場で、両親に対して不満を口にされる方もいます。
逆に、いかに子供が病的なのかを延々とお話されるご両親もいます。

それぞれお話される方に、言葉、心のオウム返しをしていくことでしょう。

中には、お話を伺うだけで終える場合もあるでしょう。
中には、ご両親に原因があると伝えてしまう場合もあるでしょう。
また、何かの具体的な対応策を考え、伝える場合あるかもしれません。

ここまでですと、確かに、言いたいことを話すことで、
多少すっきりすることもありますし、楽になれることもあります。

アドバイスを受けて、納得いく場合も、そうでない場合もあります。
納得いかない場合には、さらに悶々とする可能性があります。

ましてや、親の自分が原因だと指摘された場合には、
通常、心穏やかではすまないことは予想されます。

特に、親子の場合ですと、あっちを立てればこっちが立たず、になってしまいがちです。

1対1ではなく、複数でのカウンセリングの難しいところで、
出口がなさそうです。

多くの場合、これが一般のカウンセリングで展開される予想の範囲といえるでしょう。

【ある方の体験】
以前に、佐藤先生のカウンセラー養成コースを受講し、
YSカウンセラーに認定されたAさんの体験をお聞きしました。

Aさんは、大学の教授で本も書いている著名なカウンセラーと知り合い、
その教授のカウンセリングに同席する機会を得ることがあったそうです。

プロのカウンセリングを始めて目の前で見ることに興奮して臨んだそうです。
その日5名のカウンセリングに同席して、そのカウンセリングを見ているうちに、
強烈に感じたことがあったそうです。

Aさんの言葉で表現すると、
「その先生は、相談者の心のゴミに手を突っ込んで、かき回して、帰らせる感じだったです。
3人目から、ちょっと、私に代わりにカウンセリングさせなさいよと思っちゃった」
とのことです。

一歩やり方を間違うと、いかに著名なプロのカウンセラーであっても、
解決どころか、相談者が不安、不満いっぱいになって終ることになりかねません。

1対1のカウンセリングでさえ、このような展開ですから、
複数の場合には、手も足もでないことが予想されます。

YSカウンセリングでは、問題からではなく、常に答えからアプローチしていくことが、
決定的に違うところです。
Aさんには、それがはっきりと見て取れたのでしょう。

では、例題に上がった親子のケースにおける佐藤先生のカウンセリングは、
どのように展開していったのでしょうか?

続きは明日です。
お楽しみに。