1817.カウンセラーのための心のマナー

真我日記

写真は焼き鳥丼です。タレが染みて美味でしたよ。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

【質疑応答1】
研修生:
カウンセリングを行う時のポイントとして、「相手の心に入り込まない」「アドバイスはしない」の他に、どういったことがありますか。

佐藤先生:
ルールのマナーはカウンセリングシートに書いてます。

例えば、「相手のプライバシーを守る」とか。
カウンセリングするということは、一番嫌な恥部を話す可能性があるわけ。
一番言いたくないことを話す可能性がある。
それをどっかで言っちゃったりさ。
口が軽く、ペラペラ言っちゃったらまずいよね。
絶対そういうことは守ってあげること。
プライバシーは守ってあげる。
家族のことをいろいろ言うかもしれない。
絶対人に言いたくないことを言うかもしれない。
そういうのは絶対口が堅くなきゃいけないです。
人に絶対ペラペラしゃべっちゃいけない。

「相手を利用しない」と2番目にあるでしょう?
相手は全部打ち明けたら、本当にそのカウンセラーはいい人で、
素晴らしい人だと思っちゃうわけ。
そうすると、話をしてる間に、そのカウンセラーの、言うことを何でも聞きたくなっちゃう可能性がある。
言うことを聞きたくなったことを利用しながら、
相手を自分の都合のいいように利用したら、大変卑怯なやり方です。
そういうことはしないようにしなきゃいけない。

「鼻が高くならないようにする」
急に自分が偉くなったような気がし出す。
という鼻が高くなる。

「宗教などを勧めない」
それから、宗教とごっちゃになって、話してる間に宗教を勧め出したり、
そういうことは一切しないということ。
相手は混同しますから。「ここでやってるのは宗教なのかな」と混同しちゃいますから。
むしろ、一切無色透明でやっていく。

「教えに走らない」
「あんた、こうなのよ、こうなのよ。こうしたらいいのよ」なんて、間違っても言わない。

「相手の心に土足で入らない」
あたかも相手の言ってることを自分が知ってるかのごとく、
「ああ、そうそう。そこ、そうなの、そうなの」ってね。
「私だって、そうだから、こうだから」と相手の心の中に入っていかないということですね。

そして、「相手を評価しない」
「あなたの次元はこうだ」とかね。
「あなたはこうだ」とかね。
そういう評価をしたりしない。
評価をするということは、自分が上に立ってるということです。
上司が部下を評価するみたいな感じでね。

「商売に利用しない」
相手が心を開いて、その開いた心で何かを売り込んだりしちゃうという人が、
過去今までいましたよね。
そういうことはないように気をつけましょうということね。

それから、「責められる形になったとしても、動じたり、言い返したりしない」
これは家族の場合がね。例えば、カウンセリング的な要素を覚えて家に帰ってやったらね、
相手が何でも言うようになったら、「一番文句を言いたいのはあなただ」となっちゃって。
カウンセリングどころじゃなくなっちゃって、自分が一番責められていって。
でも、責められても、全部言わせてあげることです。
全部言わせてあげる。
そして、動じたり、言い返したりしない。
「そうじゃないのよ、そうじゃないのよ」じゃなくて。
明らかにそれが間違ってるとしても、全部言わせることに専念することです。

それから、「占い、予言的なことは言わない」
あたかも自分が予知能力があるようなこと。
そういうことは言わないように気をつけましょう。

「真我まで導けたらベリーグッド」

これが一応、ルールです。
相手が心を許してくれたゆえに、気をつけなければならないルールです。

【質疑応答2】

研修生:
「相手を評価しない」という部分で、「すごく意識が高いな」「すごく優しいな」
「深い愛があるんですね」というのは、その奥にある愛を一生懸命見てるのかなと。
ということは、評価するということにはならないのでしょうか?

佐藤先生:
なかなかいい質問です。

評価じゃないです。

それは真実です。

真我では真実なんです。

真我は真実。

それは評価じゃない。

皆さんが真我を開発して、「全てが愛だった」と気づいたでしょう?

それは真実なんです。

その真実をもとにして話をしてるから、それは評価じゃないわけ。

「これはマジックです」というのは評価じゃないでしょう?

マジックという真実を言ってるだけです。

真実と評価は違うんです。

もう一度言います。

ここは、みんな真我そのもの、愛そのものという大前提がありますよということです。

その大前提をもとにしてやるんです。

それだけは絶対大前提です。

揺るがないものです。

いかなる場合も愛なんです。

いかなる場合も真我なんです。

【質疑応答3】

研修生:
「責められる形になっても、動じたり、言い返したりしない」のところで、
夫婦とか親子だと、責められると、カウンセリングの場合は「ごめんなさい」とか、
そういう言葉を自分は言わないほうがいいんでしょうか?

佐藤先生:
いいんじゃないですか?

だって、そこまでかたくなにやることないですよね。

明らかに自分がカウンセラーとしてやるという前提として、
向こうもカウンセラーを受けるんだという形のルールを決めてやるなら、それでもいいけど。

でも、向こうはカウンセラー受けてるなんて思わない可能性があるから。

だから、「ごめんなさい」と言うのはいいんじゃないですか?

「ああ、そう。それは悪かったわね、ごめんなさい」と言うのはいいんじゃないですか。

相手が気づかないようにカウンセリングやってる時には、
気づかないようなやり方でやったらいいじゃないですか。

心のマナーは、肝に銘じておくべき、とても大事なところですね。
忘れないように、常に見えるようにしておくこともポイントです。

ではまた明日。