273.部長日記(第10話)

真我日記

〜部長日記〜(第10話)

部長からプロジェクトの資料を

「改善までまとめて来い。
それから修正していこう。」

と言われていた。

私はその日に改善のところをまとめて
次の日に部長のところへ持っていった。

しばらく私の資料を見てから、

部長「何だ!この改善のところは。
ふざけるな。

やる気あるのか。

他の人の資料を見たか?

こんな風になっていたか?」

私「なってませんでした。」

部長「じゃあ同じようにちゃんとやれや。

一から十まで言わんとわからんか?

近藤さんどこに行っても同じことだよ。

努力しないと。

人より時間がかかるなら努力せいよ。

何でそれをしない?

私はそういうところが大嫌いだ。」

私は席に戻ってから考えた。

今のは部長の魂の叫びではないか。

私に良くなってほしい、
なのに変わろうとしない私。

「なぜ?なぜ?なぜ?」

部長の言葉が突き刺さってきた。

これほどまでに思ってもらっているのに
応えられない自分がすごく悔しかった。

「これだ!」

私は心の中で叫んだ。

私が会社を辞めるのに悔いが
あるとすればこの部分だけだ。

「部長の期待に応えたい!」

私の魂もそう叫んでいる。

会社を辞めるまで後1ヶ月と3週間、
この部分に全力で取り組んでいこう。

部長のシーズと私のシーズは完全に
一致している。

だから話は早い。

感情を飛び越えたところに見える
世界がある。

それが真実なのである。

(第11話へ続く)

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