1567.あなたは先祖から受け継がれた愛の産物

真我日記

佐藤先生の言葉をお伝えします。著者幸せな結婚の法則より
男と女が出会って惹かれあい、相思相愛となって結ばれるのが「結婚」です。

この状態が長く続けば夫婦のあいだに問題など起こるはずがないのに、時が経つにつれ、いつの間にか二人は距離を感じるようになります。

そして、食事のしかたや洗濯物のたたみ方、好きなテレビ番組の違いといった些細な理由で対立が起き、修復できないほどの亀裂が生じることもよくあります。

最近では、結婚したカップルの3組に1組が離婚しているという統計があります。

約2分に1組という計算になるそうです。

愛しあって結ばれたはずなのに、なぜ別れなければならない状況が生まれるのでしょう。
離婚する原因でもっとも多いのが「性格の不一致」ですが、恋人時代には許しあえていたことも、結婚すると無視できなくなってしまうのです。

相手のわずかな違いも受け入れられなくなる理由は、夫婦になると分離した魂が一つに融合するため、それだけ一体感が濃くなるからではないかと私は思います。

また恋人時代と違う点は、夫婦となるとお互いの家系が大きく影響してきます。

結婚とは本人同士だけでなく、家と家が結ばれることを意味します。

それぞれが家族や親戚はもちろん、膨大な数の先祖までを背負っていて、それらすべての血縁を受け入れるのが「結婚」なのです。

私たちは先祖の愛の結晶であり、二人が出会って築いてきた家庭は、互いの先祖から受け継がれた愛の集大成といえるでしょう。

結婚しても相手としっくりこない。

家庭に問題ばかり生じる。

パートナーとの魂のつながりが感じられない……などの場合には、何かしら先祖に問題があるのかもしれません。

いきなり先祖の問題と言われても、どう対処したらいいかわからないと思います。

私はいつもソウルメイトのセミナーで、「夫は妻の、妻は夫の背後にズラッと並ぶご先祖さまへ意識を向けましょう」とアドバイスします。

パートナーを個人ではなく「一つの命」として見つめ直すのです。

その視点から見れば、現実的な問題など取るに足らないことと思えるでしょう。

パートナーのことを、人間を超えた「一つの命」と認識することで、大地に根を張った大木のように二人の関係は揺るがないものになります。

このように自分の見方が変われば相手も変わり、気づけば自然と関係もよくなっていくのです。

あなたの意識を変えることで愛あふれる生活が実現すれば、代々受け継がれてきた先祖の問題も解消し、より多くのパワーを受け取れるようになっていきます。