1580.男と女の「強み」「弱み」は表裏一体

真我日記

佐藤先生の言葉をお伝えします。著者幸せな結婚の法則より
男女平等が叫ばれて久しい世の中ですが、男女平等が行き過ぎると弊害も出てきます。

男女の役割について、いま一度見つめ直す時期にきているのではないでしょうか。

さかのぼれば人類創世のころからずっと、男と女の役割ははっきりしていました。

原始時代には、子どもを産んで育てる女性の役割と、獲物を捕って家族を養う男性の役割がありました。

男性は狩猟に適した筋肉体質をしていて、女性は妊娠に適した脂肪の多い体質をしていますが、これも役割の違いからくるものです。

現代では、男性が強くて女性が弱いとは一概に言えません。

それでも重い荷物を運んでいる女性を見れば、男性は手を貸そうとするでしょう。

そのときに女性は「いえ、大丈夫です」と強がって拒むのではなく、感謝して好意を受ければいいと思うのです。

とくに自立した女性たちは「男に頼って負担をかけるのは嫌」「男に媚びるのはみっともない」といった意識があるようですが、男性の立場から見れば「女性に役に立つことが男の喜びであり、自分を輝かせる最高の手段」なのです。

私のセミナーでは、男と女それぞれの「強み」「弱み」を書き出すというワークを行うことがあります。

その作業を通じて、みなさんに「男と女の役割は違って当たり前」「男が得で女が損という考えは思い込みに過ぎない」という気づきをもたらし、女性(あるいは男性)であることの喜びを復活させることが目的です。

強みは長所、弱みは短所とも言えます。

既婚者か交際中の人には、自分とパートナーの強みと弱みをシートに書き出しもらいます。

まだパートナーがいない人には、男性(あるいは女性)の一般的なイメージで書いてもらいます。

シートに書き出していくと、自分の弱みは相手の強みが補い、相手の弱みは自分の強みが補っていることに気づくでしょう。

相手が運命のパートナーである場合、二人の強みと弱みはほぼ真逆、表裏一体となります。

私は、「男と女の魂を融合すると一つの球体になる」というイメージをもっています。

このワークを行うときはホワイトボードに大きな円を描き、上下を半分に分かつようなギザギザの線を描き込みます。

そこに自分たちを当てはめてもらうのです。

このギザギザがシャープであれば性格が異なるカップルでしょうし、ゆるやかであれば似たもの同士のカップルとなります。

ギザギザの角度の違いはありますが、どのカップルもちゃんと一つの球状にはまっていることを確認してもらうのです。