写真は鶏肉と厚揚げ炒めです。炒め物もたまには良いですね。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
このブログの題名の通り、「言葉だけでうつ病が消えていく」には、理由があります。
それには、2つのことが必要になります。
まず1つは、うつ病の原因がはっきりわかっていること。
2つ目は、それに的確な手を打てること。
以前一度ブログでお伝えした「認知行動療法と過去を変える」部分をここで再確認していきます。
物事には、「これはこういうことである」という意味合いはなく、全ては個人の認識が決定するという、完全に主観の世界であると、心のドクター佐藤康行先生は言います。
何かの出来事が起きたときの意味付け、認識は、自分の中に眠る過去の記憶というデータをもとに、自動的に行われているということです。
これは心理学用語で、「自動思考」と呼ばれます。
物事の捉え方、解釈ということになります。
それが判断となり、言葉になり行動に現れ、結果として人生を作っていきます。
結果を変えるには、この自動思考を変換することが必要であるということは、これまで理解してきました。
ではそれを変換するアプローチには、どのような手法があるのでしょうか?
数々ある手法のなかでも、国が認めた精神医療の現場で行われているものに、認知行動療法という方法があります。
カウンセリングベースで、物事の解釈、認知の歪を修正していく手法です。
精神疾患において、薬物療法に匹敵、またはそれ以上の成果を上げるということが世界で唯一科学的に証明された精神療法で、欧米では精神療法の主流となっています。
その療法の歴史は長く、現在では第3世代のアプローチも注目されています。
実は、当クリニックの患者さまにも、この認知行動療法をためされた方が多く来られます。
その成果はというと、やはり決め手の一手にはなっていないようです。
もしそうだとしたら、当クリニックにはお越しになられないはずですから。
実は、世界的に証明された精神療法の認知行動療法の目的である認知を修正するというアプローチと心のドクター佐藤康行先生の開発したYSメソッドのそれとは、同じです。
ではYSメソッドのどこに特徴があるのでしょうか?
それは、認知を修正するそのやり方です。
私たちの自動思考では、「これは、こういうことだ」とひとつの認知に固定化され、それに縛られ、結局自分が苦しむ結果を生んでいます。
しかし、物事の捉え方は無限にあります。
ある出来事に対して、別の角度からの解釈を探り、以後そのように認知できるように時間をかけて訓練していくのが、認知行動療法の代表的なアプローチです。
「こういうことが起きて、こう感じる」というのを、「こういう見方もできる」「こうとも捉えることができる」というように、認知のフレームを、認知でひとつづつ変換していくという方法です。
YSメソッドは、認知の元になる自動思考そのものには直接アプローチしません。
というより、する必要がありません。
アプローチするのは、自動思考を生む過去の記憶のその奥に在る、「人間の本性=自然法則=宇宙の法則=善悪を超えた、愛そのものの自分」、「生命(いのち)の源である真我」なのです。
そして、その「「生命(いのち)の源である真我」から、愛そのものの自分が引き出されたときに、自動思考の元である過去の記憶が自動的に書き換わってしまうのです。
このアプローチでは、認知を変えようとしなくても、最も良い認知に変わってしまうのです。
もっとも良い認知とは、愛。
それも、人間の思う愛ではなく、宇宙の愛です。
わかりやすく理解するには、愛というのは、いうなれば全て自分のためということになります。
全ては自分のためにということは、全てありがたいことです。
「あの出来事は悪いことだ」と認識していたことが、「「生命(いのち)の源である真我」の自分「本当の自分」が引き出された瞬間に、「あれは悪い出来事ではなかった。自分のために起きたありがたい出来事だったんだ。あれは愛だったんだ。」
そのように捉えよう、思おうとするのではなく、そうとしか思えなくなります。
なぜなら、最初からそれは愛だったからです。
それを自分は、過去の記憶によって、そうではない、悪いことだと認知していただけなのです。
この瞬間に、過去の記憶という思い込みが消えます。
実は、記憶が変換するのでも、書き換えるのでもなく、消えるのです。
そして、もともと存在している愛が表れてくるのです。
このYSメソッドのアプローチは、その速さ、確実性、効果、副作用のない、全てにおいて他に類を見ない画期的な技法です。
YSメソッドの「生命(いのち)の源である真我」=愛そのものの自分による認知変換のアプローチは、認知行動療法の認知変換技法の進化版としてこれから世に出て行くことでしょう。