1157.捨てるとは

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。『捨てる』ということは

柔軟な発想をもって生きること

についてです。

スパーンと

すべてを捨てる。

見えるものも、

見えないものも

捨てきる。

そうすると

新しく生まれ変わることができます。

その捨てた穴に、

今度は新しいものが入ってきます。

それが

『捨てる』

ことの最大のポイントです。

バブル全盛の時代と

今の時代と言うのは、

全くやり方が逆なのです。

例えば経済面で言うと、

バブルの時の生めよ増やせよ、

という時代。

しかし、

今は無駄なものは切り捨る。

スリムにしていく、

という時代なのです。

リストラというのは

「再構築」

ということであって、

一度壊して立て直すことです。

クビを切りまくる

と言うこととは

全然違うのです。

ところが、

一度壊す、

と言うことがなかなかできないのです。

バフルの時の意識に

どっぷり浸かっていて、

立て直しなんて

できるはずがないのです。

会社も

今までのやり方をうまく切り捨て、

しかも

大胆に切り捨てて行く会社は

生き残って行けます。

そこに

見栄

情やプライド、

過去の風習や習慣が

邪魔をします。

だから

大胆になれないのです。

そういうものを全て

『捨てる』

ことです。

極端にいえば

一人になって、

素っ裸になってやり出せば、

恐いものは何もなくなるのです。

まさに

今の時代に必要とされているのは

伸縮自在な発想と行動です。

そのためには

まず執着心や守る発想を

捨てることなのです。

会社が潰れるのと、

小さくしていって消えてなくなる、

というのは

全く意味合いが違ってくるのです。

潰れるというのは、

そのまま行ってバタッと

倒れてしまうことなのです。

そうならないために

小さくしていって

消えてなくなるくらいの

伸縮自在さを持つのです。

そのくらいの柔軟さを持って

やっていくと、

むしろ

潰れるなんてことも

なくなってくるのです。

大きな船は小回りが利かないし、

無駄なものが数多く積まれています。

そうすると、

敵が横から撃って来ても

瞬間的に反応なんかできなません。

しかし、

小さな船は敏感に対応できるし、

小回りも効きます。

人間の生き方だって同じです。

普段から、

ものに執着せず、

いつでも捨てる覚悟を持っていると

恐怖感はなくなります。

要するに

恐怖感といのは

今の立場や家、

財産、

名誉といったものを

守ろうとする所から起きています。

だから、

それを失ってしまうかもしれないという

恐怖感、

不安、

心配、

取り越し苦労、

持ち越し苦労、

といった感情が生じて来ます。

反対に、

守るものがなくなると、

一切のものに執着しなくなります。

だから

何も恐いものがなくなるのです。

あなたに起きている今の不安は

すべて解消されるのです。

それが

『捨てる』

ことの大切さの意義であり、

ポイントなのです。