写真はサバの味噌煮です。野菜と一緒にして更に美味しさアップしました。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
佐藤先生のYSカウンセリングの秀でた特徴のひとつに、
医療従事者が行うカウンセリングとしてだけではなく、
普通に身近な人に実践できるというものがあります。
自分の周りの人に誰にでも、カウンセリングを行っているという感じでなく、
食事をしながら、自然に話をしながら、意識してできるという、
これまでのカウンセリングという概念を飛び越しています。
そのカウンセリングを実際に身近な人に行い、出てきた問いに佐藤先生が明解に答えてます。
佐藤先生の実践に伴った質疑応答です。
【実践質疑1】
研修生:
カウンセリングを実際に行ってみて、引き出してあげれなかったと思ったんですけど、
どうしたらいいでしょうか?
佐藤先生:
私が言った通りやればいいだけなんです。
その通りやればいい。
その通りになぜできないかと言うと、自我が出てくるからです。
このカウンセリングの訓練して、最初サラッと1回目はできたけど、
やればやるほどできなくなってくるというのがあるでしょう?
なぜかというと、自我が出るから。自我が邪魔をするから。
身内であればあるほど自我が出てくるでしょう?
だから、できなくなってくる。
だから、「腰を据えてやらなきゃできないですよ」と言ってるんです。
自我が出てきた時に、「分かってあげよう」じゃなくて、
「分かってほしい」になってくるから。
それが足を引っ張るわけ。
やってることはこんなに簡単なことをやってるのに、
なんで難しいかというと、我が出てくるからです。
【実践質疑2】
研修生:
主人からよく文句を言われるので、
がんばって「そうね」と返すんですけど、
ずっと文句言いわれっぱなしになってしまいます。
どうしたらいいでしょうか?
佐藤先生:
ここが大事ですから、よーく聞いてください。
バーッと文句を言って止まらないというのは、何で止まらないか分かります?
「自分の言ってることを、この人は分かってくれてない」と思ってるから止まらないんです。
心の鏡返しで、「あなた、こういうことを言いたいのね」って、
その通りだったら、それ以上あまり出なくなります。
だから、短縮しちゃうわけ、相手の言わんとしてることを。
なおかつ真我の鏡返しをして、「そのことによって、本当にあなた、変わったわよ。
素晴らしいわよ」とかって、本当に相手がパッとやって。
本当は一番認めてほしい、自分の考えがいいんだってことを、
認めてほしいから言ってるかもしれないね。
誰かの悪口言ってる時は、実は、「俺の考えが正しい」ってことを、
言いたいがために誰かの悪口を言ってる場合がある。
だから、それを認めてあげた瞬間、その話は短縮できるんです。
「そうね。あなた、素晴らしいわね」と言ったら、それ以上あまり言わなくなる。
結論を先に分かってあげたら、言う必要がなくなるから。
鏡返しってのは、相手の話を止めるのには一番いいんです。
分かってあげる。
分かってあげれないから言うんですよ。
バンバン、バンバン分かるまで言うんです。
先に分かってあげるんです。
パッと。だから、話が短縮できるんです。
苦情なんかも、なかなか分からないから何回も言うわけ。
「ああ、本当に申し訳ないです。こういうことなんですね、
こういうことなんですね。ここがまずかったから、こうなんですね。
分かりました。これからこういうふうにします」と先に言ったら、
「それやったらいいよな」となったら、文句言えなくなるわけ。
相手の言わんとしてることの、その奥を先にこちらで鏡返しで言ってあげるわけ。
これを皆さんができたら、本当に便利です。
ものすごく便利。
佐藤先生の神技カウンセリングであるこのYSカウンセリング手法は、
プロのカウンセリングのみならず、
家庭で、職場で、あらゆる人間関係の中で使える最も究極な人間関係実践法でもあります。
ではまた明日。