写真はクリームシチューです。暖かいシチューで温まりました。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
【後悔しない人生5】
うつ病やガンなどの様々な病の根本原因は、潜在意識である過去の記憶にあります。
特に「マイナス」と感じる「愛の不足感」に起因する記憶です。
それには人間関係の原点といわれる「両親」との関係が大きく影響しています。
佐藤先生の言葉から見ていきます。
■親に対する憎しみがパートナーへの感情・態度に現れてしまう■
夫婦で中学校の先生をしているWさん夫妻の話です。
まず奥さんが私のもとに相談に見えました。
一種の心身症のようなものにかかり、体が思うように動かないという状態で、学校もしばらく休んでいました。
彼女は、来るやいなや、とにかくご主人の悪口を並べ立てました。
うちの主人は暴力亭主だ、鬼だ、とさんざんな言いようでした。
とにもかくにも、私の主催する研修に参加することになりました。
そして、彼女は心身ともに随分元気になりました。
しかし、まだまだご主人との関係が改善されたわけではなく、今度はご主人と彼女のお母さんと三人で再び私のもとへ訪ねて来ました。
私はご主人の暴力について「ご主人のような腕っぷしの強い方が、女性に手をあげるのは卑怯じゃないですか」と言うと、意外な答えがご主人から返ってきました。
「先生、暴力を振るのはコイツですよ。クルマを運転していても後ろから頭をガツンと殴るし、夜中に足をもめと言って、少しでも手が緩むと手をパチンとはたくんです。
深夜に水道の蛇口を閉めてこいだの、玄関の戸締まりがまだだっただのと、起こされるんですよ、毎晩のように」と言ううちに、私の目の前で夫婦が大声をあげてケンカを始めました。
そこで今度は、奥さんとご主人の二人が研修を受けることになりました。
研修中、奥さんの心に、子どもの頃の地獄のような記憶が甦ってきました。
まだ小さい頃、父親が愛人を家に連れてきて、毎晩その女性と寝ていたのです。
彼女はふとんの中で泣いているお母さんのそばで、声を殺して泣いていたのです。
彼女の潜在意識にあるお父さんに対する憎しみが、敵討ちという形でご主人に現れていたのでした。
奥さんは、研修によって愛そのもの(=生命(いのち)の愛)の自分に気づき、トラウマが完全に解かれました。
そして、一瞬にして彼女のお父さんもご主人も許すことができたのです。
二人は抱き合い、大粒の涙を流して喜んでいました。
すべての問題が解決し、今では本当に夫婦仲良く暮らしているのです。
【今日の一節】
「生命(いのち)の愛に溢れると、人生根こそぎ好転していく」