佐藤康行の言葉をお伝えします。
人間にはみんな心があります。
何とかして売り込んでやろうとかいう計算高い気持ちだけでは、相手は拒否反応を示します。
みんな自分を好きになってくれる人が好きなのです。
だから一方的に好きになればいいのです。
相手がいくら嫌っていても自分は好きになればいいのです。
いくら嫌われてもこっちはにこやかに笑っていればいいのです。
「あんたなんか嫌いです」と言われても「私はあなたが好きです」と言えば相手はどうにもならないのです。
相手は手も足も出ないのです。
知っている人も知らない人も関係ないのです。
もう会った瞬間に友達になっているのです。
私は道を歩いている人にニコッと笑いかけたり、「コンニチワ、また今度」と声をかける練習をよくやりました。
最初、下手なうちは女の子なんか気味悪がって逃げて行ってしまったりしました。
上手になってくると本当に笑顔が自然に出るようになるから、思わず向こうもつられて挨拶してくれるのです。
人間の心はそんなに便利ではないから、あっちが好きでこっちは嫌いというような器用なことをすると、結果的に大変不便になるのです。
みんなに同じ心でいくから楽なのです。
人間というものはいろいろなものを掴んで離さないのです。
そして大事なものを掴まないで全然大事ではないものを掴んで離さないこともあります。
こういうことがありました。
もうすぐ命がなくなるという時に「私の印鑑は?」と言った人がいます。
もう間もなく死んでしまうというのに印鑑のことを心配しているのです。
印鑑がそんな時に何の役に立つのでしょう。
この世に生をうけて、何が一番大切なのか?
真我に目覚めれば、生き方というか人生観が必ず変わります。
そして皆さんに気づいてほしいのです。