写真はピーマンの肉詰めです。手間をかけた分だけ美味しさもひとしおです。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
【質疑応答1】
研修生:
私は今まで相手の心を分かろうというつもりでやっていたんですけど、
この研修で、私がやっていたのは形だったということに気がついたんです。
ただ形だけで言葉を相手に渡してて、何をしたかったのかという疑問が出てきました。
「カウンセリングっていったいなんだろう」と全然分からなくなったんです。
いったい私はどういうふうにしたらいいのか分からなくなったんですけど。
佐藤先生:
だから、ここに通ってきたんです。
これが自由自在にできるようになったら、そういうふうになったら天才になりますよ。
絶対大事なことは分かったつもりにならないことです。
「分かった」となったら、たぶん分かってないと思います。
「分かってないんじゃないかしら」と思ったのは、分かってきた証拠なんです。
だって、その前よりは進化したと思うでしょう?
研修生:はい。
佐藤先生:
進化したって私もそう思います。
分かってきたんです。
「分かった」というのは、必ずしも「分かった」じゃないんです。
「分からなくなってきた」といった時に、むしろ分かってきた可能性があるわけ。
今の状態がまさにそういうことです。
例えば、相手のことに関して、「相手のことが分かってきた」と言ったら、
分からなくなってきた証拠なんです。
「分からない」と言ってるほうが相手のことを分かってきてるみたいな。
分かるわけがないんだから。
より深い捉え方ができるようになったと受け止めたらいいです。
「じゃ、人生どうしたらいいんだ」と。
でも、明らかに変わっていってますから。
分かろうが分かるまいが、いろんな人との出会いだとか、
いろんなものが変化してきたり変わってきてる。
そのことが分かってきたということです。
決して頭で分かることだけじゃありません。
この人となぜ今こういうふうに会ったのかってことは、本当のことは分からないよね。
本当のことは分かるわけないじゃないですか。
だから、「分かりません」というのが、より分かってきた証拠でもあるわけです。
【質疑応答2】
研修生:
相手を苦手だなと思うのは、自分の中に嫌な自分がいて、
嫌だと思っている自分の心が相手に出ているということなんでしょうか?
佐藤先生:
そうです。
実は、本当は心の世界で正しく言うなら、相手はいないんです。
自分しかいないんです。
だって、自分の心で見てるんだから、その心は自分のものであって相手じゃないでしょう?
正しく言うなら自分しかいないんです。
うつ病になるのと、相手をしょっちゅう責めてる人と同じなんです。
相手を責めるか、自分を責めるかだけの違いだから。
でも、相手を責めてる自分が、それは自分でしょ。
自分を責めてる自分も自分でしょ。
両方とも自分じゃないですか。
自分しかいないじゃないですか。
そういうことです。
では、また明日。