1464.目に見えないものを見る目を養え

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
二十一世紀を目前に、バブル崩壊という社会現象が、さまざまな会社を倒産させました。
バブルというのは、実は錯覚の世界なのです。

目に見えるものしか信じなかった結果なのです。

目に見える虚像を追いかけ、その本体を忘れた結果なのです。

その本体とは、目に見えないものなのです。

これからの社会を生きていくために、私たちに最も必要なことは、目に見えないものを見る目を養う、ということです。

大自然の中にある物質以外で、目に見える有形のものは、まず人間の心の中でできあがり後からそれが形となって現象化されたものなのです。

ですから、結果である目に見える有形のものではなく、それを作り出した原因の心の方に焦点を当てなければならないのです。

その原因の心は目には見えないのです。

人間関係は目に見えません。

周りの人々といかにうまく調和していくのか、今、接している人は、どれだけやる気があるのか、などということは、目には見えませんが、人生において、それを見極めることは重要なことです。

本当の人間関係は、目に見えませんから、それを見る目を養うことが大切なのです。

未来も見えません。

これから将来はどうなるのか。

どちらの方向に進んでいけばよいのか。

個人として、あるいは全体としての舵取りを、しっかり見極められるようになる必要があるのです。

自分の未来や人間関係、人の心などは目に見えません。

これから生活していく私たちにとって、成功する必須条件は、見えないものをどう見ていくかということです。

例えば、お店の場合、お客様の心は見えません。

お客様が来店してくれた結果の数字は分かりますが、お客様が当社に対して、また当店に対してどう思っているかというのは見えません。

お客様が何を求めているのか、ニーズも見えません。

なぜなら、ニーズは毎年毎月毎日変わるからです。

さらに、一人一人全員のニーズが違うからなのです。

しかし、お店を繁盛させるためには、それらを見ないといけないのです。

そういう、見えないものを見る目を養うことは、これからの社会で、本当に必要なことなのです。

お金をかけるときでも、目に見えないものに対して、投資をすることが大切なのです。

自動車などの目に見えるもの以上に、目に見えないもの、能力開発や自分を向上させるものに、お金と時間とエネルギーを惜しまずかけるのです。

そういう目に見えないものが、実は本当の財産なのです。