1239.変わるのではない自分の良さを引き出す

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

良い心の状態とは何かというと、明るく、前向きに、積極的に、プラス思考で、愛と感謝の気持ちで、素直に勇気を持って、己の心を満たす状態です。

キリストが言っているように「最初に言葉あり、言葉は神なり」の通り、我々は言葉でできているのです。釈迦は心でできていると言っています。

そして、そういう言葉とか思いが顔になってくるのです。

自分の周りの環境も総て、意識するしないは別として、思った通りになっているのです。

だから誰も恨むことはできないのです。

自分が変わればいいのです。

誰かを変えてやろうなんて無駄な努力です。

意味のないものです。

自分自身を変えるのです。

もっと正しく言うなら「変える」のではなく、より自分らしさ、自分の良さを「出す」のです。

その結果、人から見れば変わったように見えるということです。

今まで暗かった人が急に明るくなり、ニコニコ笑っていたら「あの人、変わった」と言うであろうが、本当は変わったのではないのです。

その人の奥にある良いものが出てきただけなのです。

時計の振り子と同じで「あなたはこうだ、こうだ」と言われ、右に振れても左に振れても真中に戻るはずです。

日常生活だって元に戻るのです。

この空しさを私も知っています。

牡丹の花が「私はバラだバラだ」と暗示をかけてもやはり牡丹であることに変わりはありません。

花は絶対に間違いませんが、人間は間違うのです。

本当はその時計の振り子の真中を掘り下げれば良いのです。

そのままで人間の深いものを引き出していけば良いのです。

そうすると私はこんなに素晴らしかったのかと自分自身でもびっくりするのです。