1213.好きなことを見つけて背水の陣を敷く

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

本当にやるべきこと、
好きなことをやっていないと
集中力は出ません。

集中力がない人の所には、
なかなか幸運も訪れません。

集中力が出せるかどうかは、
それが自分に向いていることか、
喜びでやれることかによって、

変わってきます。

あなたに好きな彼女がいたら、

電話をしたり、
手紙を書いたりすることに
集中できるはずです。

お腹が
ペコペコに空いていたら、

ご飯を食べることに
集中するでしょう。

本当に求めきった時に、
集中できるのです。

一人の若者が、
ある大先生に教えを乞いに行きました。

先生は
「では私に着いて来なさい」と行って、

若者を
海に連れて行きました。

そして、
先生は海の中にザボザボザボ…と
入っていきました。

若者も先生の後を着いて、
水の中に入って行きました。

やがて、海の水が
頭を越えるくらい深い所にまで
入って行きました。

若者は息ができなくなり、
もがき苦しみました。

先生は
岸に上がって若者に話しました。

「海の水が
お前の頭のてっぺんにまで来た時に、
お前は何が一番欲しかったか」

若者は答えました。

「はい先生。
私はただただ空気が欲しかったです」

すると先生は、
こう若者に話しました。

「その気持ちで、私の所に来なさい」

それくらい
命がけで来なさいということなのです。

命を守るという集中力が
一番強いのです。

あなたが、五人の悪党に
崖から突き落とされそうになったら
どうでしょうか?

恐らく、気が狂ったように、
全員ふっ飛ばそうとするでしょう。

それくらい真剣に取り組むと
集中力が出るのです。

もう一つ、
集中力を発揮する方法は、
背水の陣を敷くことです。

昔、
戦争にものすごく強い武将がいました。

その武将は、
船で敵の陣地に乗り込む時、

自分たちの乗ってきた船を
燃やしてしまうのです。

そうしたら、

敵に攻められて
劣勢になったとしても、
逃げられなくなります。

前に進んで、
敵を破るしか、
自分の生きる道がないのです。

逃げ場を塞いでしまった時に、
集中力が出るのです。

逃げ道を作らないことが、
集中力を出す一つの方法なのです。

基本的に、誰でも、
怠け心はあるのです。

ですから、
集中力を出すためには、
まず好きなことからやることです。

その次に、
背水の陣を敷くことです。

向いていないことを
背水の陣を敷いてやったら、

これほど
辛いことはありません。

ですから、
本当に好きなこと、

やるべきことを
見つけることが先決なのです。

しかし、自分がいくら好きでも、
社会がより高いレベルを
求めていたとしたら、

その時には、
背水の陣を敷かなければならないのです。

好きなことをやれば集中力は続き、
やがて幸運も巡ってくるのです。