1466.人を良くするのではなく自分を良くしろ

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
人間には、変えられないものがあり、変えられるものがあると言われています。

変えられないものは、自分の過去と他人の心と言われています。

反対に変えられるものは、自分の心構えと自分の未来と言われています。

自分の過去の起った出来事は、変えられません。

変えられない過去なのですから、悔やんだり後悔するのではなくて、未来に対しての貴重な体験として捉えることです。

また、他人の心も変えることはできません。

ここを錯覚してしまう人が圧倒的に多いのです。

何とかして、人を変えてやろうと思うのです。

そう思った時から間違いが始まるのです。

他人の心に手を入れて、テレビのチャンネルを変えるように、変えることはできないのです。

よく「私は、あの人のお陰で変わった」と言う人がいますが、正確にはその表現は間違っています。

「あの人の影響を受けて、自分で自分を変えた」というのが正しい表現なのです。

人をよくしようと思っても、無駄なのです。

人をよくしようとするのではなく、自分自身を高め、成長させるのです。

自分自身をよくしようと思うのです。

他人をよくしようと思う心が、逆にいざこざの原因になったり、喧嘩の種になることがよくあります。

そうではなくて、自分が高まり、自分がよくなれば、知らないうちに、周りの人たちは影響を受け、またそういう人が集まって来るのです。

変えられないことに力を注ぐのではなく、変えられることに全力を尽くすのです。

自分の心構えを変え、未来を変えるのです。

心構えは今すぐに変えることができます。

心構えを変えれば、発言が変わり、行動が変わり、未来が変わるのです。

もしあなたが経営者ならば、会社を優良経営にしよう、規模を大きくしようということに全精力を傾けるのです。

社員をよくしようなどということは考えずに、自らの魂の成長だけを考えるのです。

人をよくしようと思うと、自分の物差しで人を計ろうとする気持ちが出てきます。

自分の物差しで人を計ろうとすると、期待通りにならなかった、などと不満が出てくるのです。

自分が自分に期待をし、励まし、成長すればよいのです。そうすれば、結果として、素晴らしい経営者に素晴らしい社員が共鳴して集まってきますし、その社員が会社を盛り上げ、優良体質にし、発展していくのです。

結局、ただひたすら自己を高めていく、ということに尽きるのです。

しかし、変えられないはずの過去は、実は変えることができるのです。