佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
人間には、変えられないものがあり、変えられるものがあると言われています。
変えられないものは、自分の過去と他人の心と言われています。
反対に変えられるものは、自分の心構えと自分の未来と言われています。
自分の過去の起った出来事は、変えられません。
変えられない過去なのですから、悔やんだり後悔するのではなくて、未来に対しての貴重な体験として捉えることです。
また、他人の心も変えることはできません。
ここを錯覚してしまう人が圧倒的に多いのです。
何とかして、人を変えてやろうと思うのです。
そう思った時から間違いが始まるのです。
他人の心に手を入れて、テレビのチャンネルを変えるように、変えることはできないのです。
よく「私は、あの人のお陰で変わった」と言う人がいますが、正確にはその表現は間違っています。
「あの人の影響を受けて、自分で自分を変えた」というのが正しい表現なのです。
人をよくしようと思っても、無駄なのです。
人をよくしようとするのではなく、自分自身を高め、成長させるのです。
自分自身をよくしようと思うのです。
他人をよくしようと思う心が、逆にいざこざの原因になったり、喧嘩の種になることがよくあります。
そうではなくて、自分が高まり、自分がよくなれば、知らないうちに、周りの人たちは影響を受け、またそういう人が集まって来るのです。
変えられないことに力を注ぐのではなく、変えられることに全力を尽くすのです。
自分の心構えを変え、未来を変えるのです。
心構えは今すぐに変えることができます。
心構えを変えれば、発言が変わり、行動が変わり、未来が変わるのです。
もしあなたが経営者ならば、会社を優良経営にしよう、規模を大きくしようということに全精力を傾けるのです。
社員をよくしようなどということは考えずに、自らの魂の成長だけを考えるのです。
人をよくしようと思うと、自分の物差しで人を計ろうとする気持ちが出てきます。
自分の物差しで人を計ろうとすると、期待通りにならなかった、などと不満が出てくるのです。
自分が自分に期待をし、励まし、成長すればよいのです。そうすれば、結果として、素晴らしい経営者に素晴らしい社員が共鳴して集まってきますし、その社員が会社を盛り上げ、優良体質にし、発展していくのです。
結局、ただひたすら自己を高めていく、ということに尽きるのです。
しかし、変えられないはずの過去は、実は変えることができるのです。