佐藤先生の言葉をお伝えします。著者幸せな結婚の法則より
パートナーがいない歴何年……にもなってくると、自分に出会いがあることなど信じられなくなってくるかもしれませんが、世間で言う結婚適齢期とは関係なく、人生ベストなタイミングで誰にでも運命の出会いが訪れると私は確信しています。
なぜなら縁ある魂とは、ともに成長し学びあうために出会うことを約束してくるため、学ぶべき課題がある限り必ず出会いはあるからです。
大切なのは、「出会うかどうか」よりも「出会ってからの二人がどう課題を乗り越えていくか」にあります。
もともと結婚の意志がなかった二人が出会い、運命の赤い糸で結ばれた夫婦のケースをご紹介しましょう。
華やかでセレブな雰囲気が漂う吉田宏一さんと紀子さん夫妻は、平成20年に入籍し、今年で結婚5年目を迎えます。
現在は、紀子さんの連れ子である中学2年生の息子さんとともに宏一さんの故郷で幸せに暮らしています。
宏一さんは、地元では名前が知られた不動産会社の二代目社長。
「経済的には恵まれた環境に育ち、3人兄弟の長男ということもあって周りからは父親の会社の“二代目”として期待されていました。
それでも私は、父親の跡を継ぐ気にはなれませんでした。
将来を勝手に決められてしまうことへの反発もありましたし、なにより私には、跡を継ぐことができない大きな理由があったのです。
それは、自分が同性愛者であるという事実でした。
一生結婚することはないと思っていましたし、子どもを作って会社を継がせることもできない。
そんな私が二代目になるわけにはいかない、というのが本音だったのです」
宏一さんは、子どものころから男の子よりも女の子の友だちと遊ぶほうがしっくり馴染んでいたと言います。
自分が他人と違うことに気づいたのは、小学生のころ。
女の子から好意を持たれることに違和感を覚えたそうです。
「佐藤さんと出会う20代後半まで、自分が同性愛者であることは誰にも打ち明けませんでした。
これは自分の恥ずべき部分であり、人に知られてしまえば社会から排除されて死ぬしかなくなるだろう、とまで思い詰めていたんです」
秘密を抱えながら、大学卒業後には別の会社へ就職した宏一さん。
ところが、25歳のときに母親から「お父さんを助けてあげてほしい」と頼まれ、断りきれずに父親の会社へ転職。
それから現在にいたるまで代表取締役として会社の経営にたずさわっています。



