佐藤先生の言葉をお伝えします、著者幸せ結婚の法則より
ソウルメイトと出会うことができれば幸せな一生が待っている。
このようにソウルメイトとのロマンチックな結婚生活に憧れを抱いている人も多いでしょう。
でも実際には、ソウルメイトと思って結婚してみたら「こんなはずではなかった」という出来事の連続で、なかなか幸せを感じられない。
ロマンチックとはほど遠い夫婦関係になってしまった、といった結婚への夢を壊すような現実があふれ返っています。
理想を高く持ちすぎると失望が大きいものですが、パートナーについても同じこと。
パートナーに多くを求めれば、期待が外れて相手を責めたり批判したりしてしまいます。
結婚した当初は“あばたもえくぼ”。
惚れた弱みで何ごともひいき目に見るため、点数で言えば100点満点からスタートします。
新婚時代にはお互いにいいところをアピールしようとするので、相手の欠点もなかなか見えてきません。
しかし、時が経てばありのままの自分をさらけ出すようになり、相手のなかに「こんなはずではなかった」という期待はずれな部分が見つかって、100点満点の評価からどんどん減点されていくのが一般的な夫婦です。
ソウルメイトであっても100点満点の相手は存在しないと私は思っています。
誰にでも「強み」と「弱み」があるように、未熟な二人が結婚してお互いにカバーしあい「弱み」を克服すること、そして魂の成長を目指すことが人生最大の目的だからです。
相手に対して100点満点を求めているうちは、いつまでたっても足りないと感じてしまうでしょう。
いまの状態が満足であれば、これからますますよくなっていくはずです。
年輪を重ねるうちに相手をますます好きになっていく、そんな加点法の夫婦は幸福度が無限大なのです。
私から見ると、ソウルメイトの点数は60点ぐらいで十分ではないでしょうか。
残りの40点は私がカバーしよう。
そう思えば、これまでの減点法だった夫婦関係に終止符を打ち、加点法の夫婦として幸せを積み重ねていけるのです。