1465.今を生きれば過去も未来も良くなる

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
禅の言葉に「今を生きる」という教えがあります。

これは、今さえよければ、後はどうでもいいという、刹那的なことではないのです。

今を精一杯に頑張って、前向きに、明るく生きることこそ、人生を素晴らしいものにできる唯一の方法なのだということです。

人間はこの世に生を受けて生活していますが、全ての人に過去があり、今があり、未来があります。

一人の人生の過去というのは、両親をパイプとして、生まれてから現在に至るまでですが、この間にいろいろな経験を積んでいます。

今現在を思い切り、精一杯に頑張って、明るく、前向きに生きれば、過去の経験は、反省と感謝の気持ちに変わります。

例え、今まで失敗したと思っていたことや、後悔していることでも、今を精一杯に頑張って、明るく、前向きに生きれば、それらの過去のことは、未来に向かう、貴重な体験となるのです。

そういう過去があったからこそ、現在がよくなったのです。

そうすれば、今まで悪いと思っていたことが、本当はよかったのだと思えるのです。

そして、オセロゲームで真黒だった列が、白を一つ置くことによって、全部パタパタと白に変わっていくように、過去を変えられるのです。

なぜなら、過去はもうすでにどこにもなく、今の心の中にしかないからです。

この過去の経験を、反省と感謝に変えられるのは、今を精一杯に生きることなのです。

最高の人生を送るためには、今現在を思い切り、精一杯に頑張って、明るく、前向きに生きて、素晴らしい結果を出すことです。

今を精一杯に生きれば、自分の人生において、本当にやりたいことを見つけることができるのです。

今を最高にすると、最高の想念となり、その想念が未来に現象となって現われるのです。

そして、人生において本当のやりたいことが定まれば、それが目標になり、その目標実現のための行動計画を立てるのです。

人間は、魂の底から出た自分の本当の本音に対しては、それをやり遂げるために、どんな困難が待ち受けていても、自分を奮い立たせることができるのです。

多くの人が、この魂の声を聞かずに歳をとってしまいます。

できるだけ若いうちに、この声を聞くことです。

そのためには、まさに今を真剣に生きることです。

今を真剣に生きることによって、自分の未来を素晴らしいものに変えていけるのです。

人生を一本の大樹に例えれば、過去というのは根であり、現在は幹になります。

そして未来は花であり、実であるのです。

この大樹の過去という根に、感謝と言う栄養分を与えて、反省という大樹になるためのノウ・ハウを吸収させ、幹を太くし、素晴らしい自分自身の花を咲かせ、実をつけることによって、一度だけの人生を悔いのない、素晴らしいものとすることができるのです。