1789.ギブ=テイクとは?

真我日記

写真はウィンナーとしめじのスープです。野菜とウィンナーの味が出て美味しかった。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

「真我の鏡返し」を言葉で実践する場合には、
どのように進めていけばよいのでしょうか?

人の実態は、真我そのものということですので、真我を別の言葉で表現すると、
「愛、光、完璧、感謝、喜び、完全、無限、ひとつ、大調和、永遠、….」だとすれば、
これが、人の実態ということになります。

人は誰しもが、
「愛そのもの、光そのもの、完全で完璧であり、感謝そのもの、喜びそのもの、
ひとつでありすでに大調和していて、無限で、永遠の存在である」ということです。

でも、そう思っていない、実感していない、自覚していないために、
その自分が現れてきていない状況になっているのです。

真我が現れるのを邪魔しているものが、
偽我=過去の記憶だということは、承知のとおりです。

ちょうど真我が太陽だとすれば、偽我は雲に例えられます。

真っ黒な雨雲に覆われ土砂降りになっていても、
雲の上には常にサンサンと太陽が照っています。

今自分がいかなる状況にあろうとも、
たとえ最悪と思われることに身をおいているとしても、
常に自分は真我=太陽そのものであるということです。

「ありのままの自分」というのは、偽我でなく、真我のままの自分という意味です。

そこで、真っ暗な闇の中にいると思っている相談者に、
「あなたは、太陽ですね」と返していくうちに、
その雨雲が晴れてきて、太陽の光が差し込んでくる感じです。

すると、やがて、雨雲がきれいになくなって、太陽いっぱいになっていくのです。

まず、カウンセラー自身が、太陽として存在することは重要ですが、
この場合、相談者をカウンセラーの太陽の光で照らすというのではなく、
相談者の中にある太陽を、
カウンセラーが映し出すということが最も大事なところなのです。

あえて「救う」という表現をすれば、カウンセラーが相談者を救うのではなく、
相談者自らが、自分で自分を救うということです。

ノーベル賞に輝いた山中教授のips細胞は、自分の細胞で自分を修復するといいます。
この自分で自分を修復することを持って、
心のドクター佐藤康行先生は、このカウンセリングをipsの心版とも言われます。

その観点からですと実は、救う人、救われる人がいないということなのです。

佐藤先生の講話に、「GIVE=TAKE」というのがあります。
このGIVE=TAKEの発想は、真我の発想といえます。
1~5までの段階があるといわれます。

1.TAKE&TAKE:ただもらうばかりで、奪うだけ
2.TAKE&GIVE:もらったらあげる
3.GIVE&TAKE:あげてから、もらう
4.GIVE&GIVE:あげて、あげてあげまくる
5.GIVE=TAKE:あげることが、もらっていること

5番目の「あげることがすでにもらっていること」というのは、
例えば、母親が赤ちゃんに母乳を与えることで、
実は赤ちゃんから母親の喜びや愛をもらっているということです。

カウンセラーは、自分が太陽として相談者を照らすのではなく、
鏡として返し、その人が自ら太陽の光で元気になっていくことで、
人のお役に立てるという人間の存在意義の筆頭にあがる喜びを
もらっているということになります。

つまり、相談者が喜ぶことが嬉しい、
そのことで、カウンセラー自身も救われているという、
まさに相談者のおかげになります。

ここでは、カウンセラーが上で、相談者が下という発想はゼロどころか、
逆に相談者がカウンセラーを救っているとさえ言えるのです。

ゆえに突き詰めると、どちらが相談者で、

どちらがカウンセラーなのか分からなくなってしまうということが起こりえるのです。

「人はすべて真我そのもの」ということを、
カウンセリングという場面で実践するこのアプローチにこそ、
心のドクター佐藤康行先生の人間業でない底知れない究極が潜んでいると思います。

これらのことを念頭に置いて進めていきます。

先のカウンセラー自身が太陽として存在するという部分ですが、
あなたがこのカウンセリングを習得することを目的にされているのであれば、
「自らが太陽=真我を自覚するステップ」を欠かすことはできないでしょう。

それには、やはり佐藤先生のメソッド=YSメソッドに縁をもち、
自らこの「真我の鏡返し」を体験するのが、一番です。

ここから先は、
このブログを読まれているあなたが、佐藤先生のメソッドに縁をもち、
少しでも真我を体感、自覚されていることを前提に表現された箇所が多くなっていきます。

それは例えば、
「合気道の神様」と呼ばれた塩田剛三の技を解説するのに似ています。

今現在でも塩田剛三の映像は、youtubeで見ることができますが、
その感想はというと、
素人が見たら、まず99%が信じられないと感じると思います。
もちろん私もその一人ですが、
結局、何が起きているのか?が理解できないのです。

塩田剛三の技については、
有段者であって始めてその凄さが理解でき、どこが凄いのかを解説してくれます。

私自身はその説明を聞いても、よく分からないところが多くあります。
それは、自分が合気道をやらないですし、知らないからです。
ゆえに、その凄さも、その深さもどれほどのものか、理解できないのだと思われます。

実は、これと全く同じことが、
佐藤先生のカウンセリングの場面では、毎回起こるのです。

これまでカウンセリングの基本説明を行ってきているのは、
すべて、この佐藤先生の本番カウンセリングの解説をするためです。

もう少しで、その神技カウンセリングの本番に入っていくことになります。

明日は、鏡返しを詳しく見ていきます。