1167.人類にこれから必要な能力とは

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

考える能力じゃなくて、
観る能力ですよ。

観る能力というのは
こういうことです。

山に登って景色を見たら
どんな心になりますか?

鳥やリスや、
花や草木を見てください。

大自然を見てください。

その時に、
どんな心が浮かびますか?

山の上から街を見下ろしたら、

街の中で街を見ている時とは
全然違う心が出てくるでしょ。

大自然に抱かれた時の心で
物事を発想するのと、

人を憎んで恨んで
あくせく毎日バタバタしているところで
考えることと、

同じ頭を使うんでも
全く違ってくるじゃないですか。

私たちは普段、

日本は、

アメリカやドイツは
遠く離れた全然違う国だと
思っているよね。

それぞれの大陸が
別々に存在しているように思っている。

でも、

地球を離れて、

宇宙から
地球を見たときには、

地球は一つなんだ
ということが実感としてわかります。

その時に、
そこから出る心というのがあるんです。

今まで別々の国であり、
別々の人種だと思っていたのに、

同じ地球人なんだということが
わかります。

そうすると、
そこから出てくる発想は、

明らかに
前とは違ってきます。

その時に、
われわれは
何をやらなければいけないか、

ということが
わかってくるんですね。

そんな心が大事なんです。

真我というのは、
まさに宇宙の心、
宇宙の愛そのものです。

宇宙から
地球を見たときに出る心は、
愛そのものの心なんです。

そこから出る知恵というのは、

同じ頭を使うにしても、
全然違う知恵が出てくる。

その観たときに出る心で
頭を使うということが大事なの。

頭で
ただ目先のことだけを考えていると

どうしても
物質的に考えてしまいます。

もし、
一つの土地を
お互いに欲しいと思ったら、

奪い合いになってしまいます。

「ここはオレの土地だ」、
「いやうちの土地だ」と。

そうやって、
みんながお金やモノを奪い合っている。

でも、
山の上から見たときに、

そんなちっぽけな
土地を奪い合いなんてしなくても、

いくらでも土地はあるんだ
ということがわかるでしょ。

いろんなものがいくらでも
無尽蔵にあるということがわかる。

その時、
奪い合いじゃなく、

むしろ
与えるような心が自然と出てくるわけです。

われわれの中には、
愛そのものの心があるんです。

だから、
考えるんじゃなく、

違う次元から
物事を観る能力というのを、

人類は、
これから発達させないと
いけないんですね。