1166.自分の使命を知るには

佐藤康行の言葉をお伝えします。

自分の生きる使命を知るということは、
何よりも尊いことですね。

孔子は

“朝に道を聞かば、
夕べに死すとも可也”と言いました。

朝、
自分の生きる使命を見つけたら、
今晩死んでもいいくらいだと。

裏を返せば、

使命を知らないで
長く生きているくらいなら、

早く知って
死んだ方がずっとましだと。

それくらい
大事なことだと言っています。

じゃあ、

自分の使命を
どうやったら見つけることが
できるのか。

簡単に発見する方法があるのかと。

それがあるんですね。

結論から言うと、
真我を開くことなんです。

真我が出てきたら、
自分の使命の方向に
自然と導かれていきます。

「これこそが自分の使命だ!」と
いうふうに、

自分で
発見する場合もあるけれど、

それよりむしろ、
真我に目覚めたら、

その結果として
使命の方向に自然と向かっていくもの
なんです。

なぜなら、
全ては心の現れだから。

われわれは
心と違う所には行かないんです。

心が変われば、
それに伴った結果が現れるということ。

でも、

自分の使命を知ろうと意識することは
大事なことなんです。

ただ、

本当の使命を見つけるには、

そのための手続きが
必要だということです。

最初に
自分の使命を知ろうとし過ぎると、

自分で勝手に思い描いた夢を
達成することが、

自分の使命じゃないかと
錯覚してしまう可能性があります。

そうじゃなくて、
自分の使命を知ろうと思ったら、

まず一番最初に
やらないといけないことは、

真我に
気付くということなんです。

花に例えるなら、
真我は球根です。

球根は、
最初からどのように咲くかは
決まっているでしょ。

その球根から
やがて使命という茎や枝ができて、

そして
結果という花が咲く。

バラという花や
チューリップという花が咲く。

バラの球根とチューリップの球根は
もともと違います。

まずは球根という命を知って、

そして、
そこから自動的に伸びてくる
個性を知ることが、

自分の使命を知るということ。

今やっていることが、
自分の使命かどうかを判断するには、

次のようなポイントで
確認することができます。

・魂の底から喜びを感じられることか。

・どんなにやってもあまり疲れないか。
むしろやればやるほど元気が出てくる

・まわりの人たちも喜んでくれているか。
・人類への貢献にも繋がっているか。

これらのどれにも当てはまれば、

あなたはかなり使命に近いことを
やっていると言えますよね。

それでも明確にならないことが
あるかもしれません。

今やっていることが
本当に使命なのかそうじゃないのか、

わからないこともありますよね。

そういう場合は、
一年とか半年というように
一定の期限を決めて、

その間とにかく一生懸命に
やってみることです。

手を抜かないで全力でやり抜けば、
自ずと答えは見えてきます。

その時に、どんどん
楽しくなってくるかもしれないし、

逆に
明らかに自分には向かないことが
わかるかもしれません。

もし向かなければ
その時に変えればいいんです。

ただし、
仕事が嫌になったとか、

人間関係が
上手くいかないというような理由で、

そのことを辞めたりはしない方が
いいんですよね。

辞める時は、

明らかに、
自分の使命は他のことだと
わかった時に辞めること。

そうやってやっていれば、

必ず
自分の使命は見つかるでしょう。