1622.悩みの原因はあなたの中にある

真我日記

佐藤先生の言葉をお伝えします。著者宇宙意識で因縁を切るより
この世のあらゆる事柄は、原因と結果の法則によって成り立っています。

どんな些細な出来事も、原因のない結果はありません。

ただ私たちは、原因がわからないまま目に見える結果だけで、物事を判断したり、運の良し悪しで片付けているのです。

本当は、起こることすべてに原因があるのです。

原因がなければ、結果はありません。

これはいたってシンプルながら絶対の法則です。

みなさんが抱えている悩みにもすべて原因があります。

お金や人間関係、病気、将来についてなど、すべての悩みには原因があります。

そして、その原因がわかれば、悩みを解消できるのです。

その原因とは一体何なのでしょうか?

それは、私たちの心の状態です。

心の状態が、思考になり、言葉になり、表情になり、行動になり、そして現実を創り出していくのです。

その積み重ねがあなたの運命となって跳ね返っているのです。

では、その心は一体どこからくるのでしょうか?

例えば、何か注意をされた時に、「冗談じゃない!」と言って怒る人もいれば、逆に「ありがとうございます」と、ありがたいと感じてお礼を言う人もいます。

同じ言葉をかけられても、人によって受け止め方が違います。

また、試練に直面した時に、すっかり落ち込んで立ち直れなくなる人もいれば、むしろそのことを栄養にして一層たくましくなっていく人もいます。

つまり、インプットされる内容よりも、自分がどう受け止めるかという心の状態の方が大事なのです。

試練に遭った時、それを前向きに積極的に受け止めようとする思考を、私たちはプラス思考と呼んでいます。

しかし、私はプラス思考を薦めるわけではありません。

なぜなら、プラス思考を心がけるということは、もともと自分はマイナス思考だと認めているのと同じだからです。

最初から物事をプラスにしか思えない人は、プラス思考など学ぶ必要はありません。

そして、マイナス思考なのにプラス思考になろうというのは、自分に嘘をついていることと同じです。

俗に「人を愛しましょう」、「ご先祖様に感謝しましょう」と教えていますが、そういうことを学ぶということは、人を心の底から愛していない、感謝していない証拠とも言えるのです。

心から愛していて、心から感謝していたら、わざわざそんなことを学ぶ必要はありません。

愛するとか、感謝するということは、心の問題であって、教えられたり、頭で学ぶ問題ではないのです。

心と頭とは違うものなのです。

私たちは、人間の心の仕組みをまだよく理解していないのです。

理解していないから、的外れなことをしてしまうのです。

悩みを解消するためには、その原因である心の仕組みを知らなければならないのです。