1495.究極の人生の歩き方

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者生命の覚醒より
人生を歩んでいくのに究極のいい方法をお教えしましょう。

それは、私たちは常に二本の道を歩んでいると捉えることです。

二本の道というのは、一つは人生の道、そしてもう一つは魂の道です。

この二つの道を歩んでいると捉えると人生の歩み方が全然違ってくるのです。

仮にあなたが、何十年も勤めていた会社を、ある日突然リストラに遭い、退職金もほとんどもらえなかったとします。

今まで一生懸命やってきたことが一切ゼロになってしまったのです。

そんな場合、あなたならどうでしょうか。

会社を経営していても倒産ということがあります。

夫婦でも同じです。離婚になった時に、今まで積み重ねてきたのは何だったのだろうかということになります。

リストラに遭ったり、倒産したら、そこにいろんな心の葛藤があって、そしてそこで「あいつのせいで…」と人を恨む人もいます。

何もなくなって、恨みだけが残ってしまうこともあります。

そういうことが今巷でいっぱいあると思います。

人生の道だけと捉えたら、何十年も積み重ねてきた財産や地位がなくなり、全てがゼロになってしまったら本当に危ないです。

それで全く行く手がふさがれたら、「もう後は首を吊って死ぬしかない」となってしまいます。

この前も、リストラに遭って「オレが死ねば保険金でなんとか女房をくわせてやれる」といっていた人がいました。

しかし、私たちは、人生の道と同時に魂の道も歩んでいると受け止めると、全然発想が違ってくるのです。

魂の道を歩んでいたら、そういういろんなことがあれば、逆にそれだけ魂に磨きがかかると捉えることができるのです。

例えば、悩んで苦しんでこのブログを読んでいる方は、悩んで苦しんだからこそこのブログを読んでいるのです。

ですから、そのことによって魂に磨きがかかったのです。

いい時はこのブログを読まない可能性があります。

ということは、私たちの人生は、いろんな問題があって、初めて魂に磨きがかかってくるともいえるのです。

このように、魂に磨きをかけるということに焦点を当てれば、リストラに遭っても、会社が倒産しても、自分自身の意識はそのことによって逆に向上するのです。

そういう観点で捉えたら、ものは失ったけれど、本当に一番価値あるものは失うどころか、得ることができたといえるのです。