1606.薬物依存を乗り越えて子供を授かった夫婦

真我日記

佐藤先生の言葉をお伝えします。著者幸せな結婚の法則より
翔太さんが26歳、志保さんが23歳のときに二人は出会って結婚。

それから数年経ち、志保さんは書店で私の本を見つけてセミナーへ参加しました。

そして、セミナーを終えて帰宅したその翌日に、翔太さんから薬物依存症であることを告白されたのです。

「夫から打ち明けられたときはショックでしたが、幸いにもセミナーを受けた後だったので、どんな困難も受け止める土台があったのだと思います。

冷静さを保ちながら、夫の話に耳を傾けることができました」と志保さん。

それからすぐに夫婦で専門の医療機関をたずねましたが、医師からは「入院隔離治療をして、それでも症状が続くようなら離婚しなさい」と言われたそうです。

現代医療での薬物依存症の回復は難しく、決定的な治療法が確立されているわけではありません。

「私は、佐藤さんのセミナーに望みを託し、一緒に参加してほしいと夫を説得しました。
最初は断られると思っていましたが、意外にもすんなりと“やってみる”という返事がもらえたのです」

当日のセミナー会場で、翔太さんから薬物依存についての相談を受けた私は「あなただったら大丈夫、治りますよ」と伝えました。

その言葉に救われる思いがした、と彼はあとから話してくれました。

私は「依存症のための自立プログラム」を立ち上げ、一ノ瀬さん夫妻とともに取り組むことになったのです。