1438.今思っていることが自分そのもの

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
自分というもの、人間というものは何だろうと考えてみてください。

鏡を見て、これが自分かと思っている人もいるでしょう。

それも確かに自分の一部ではありますが、それは自分の一つの部分の現れでしかありません。

また、自分の性格や性質を自分だと感じる人もいるでしょう。

それも自分の一部でしかありません。

では、私たち人間とは何なのでしょうか?

私はこう考えています。

本当の自分というのは、今あなたが思っていること、すなわち深い潜在意識の心のことなのです。

今思っている心が、あなたの性格そのものなのです。

それでは、私たちの肉体は何なのかというと、それは心の現れなのです。

ご先祖様、そして両親から心を受け継いで、自分の心として育て、いろいろなことを思い、今までの人生、今までの経験を重ねて、今、現在の顔つきや容姿になっているのです。

「自分の顔には責任を持て」という言葉も、言い変えれば「自分の心の在り方、自分の思いに自分自身でしっかり責任を持ちなさい」ということなのです。

あくまでも本体は心であり、思いなのです。

それならば、その心、思いというものはどういうものなのでしょう。

それは、私たちの日常生活に普段、自然と湧き出てくる気持ち、あのようにしよう、このようにしよう、こうなりたい、ああなりたい、そういう内から湧き出てくる気持ちそのものなのです。

それが自分の顔になり、表情になり、人間性になり、性格になり、言葉になり、行動になり、それが自分の運命を決めていくのです。

ほとんどの人は、仕事がうまくいったり、いかなかったり、友達ができたり、できなかったり、お金ができたり、できなかったり、そういうことが自分の運命を変えていくと考えていますが、これらは全て結果なのです。

結果を見て、いろいろと判断していることが多いのです。

本当に必要なのは、その結果を生み出した原因に目を向けることなのです。

その原因とは何でしょう。

それが心であり思いであり、考えであり潜在意識なのです。

どういう心構えで仕事をするのか。

どういう思いで友人と接するのか。家族に対してはどうなのか。お金に関してはどうなのか。

社会に対してはどうなのか。

全て、自分の心、思い方の結果として、後から現象となって形に現れてくるのです。

普段、思っていることが、自分の性格そのものであり、自分の未来を決めていくのです。