1437.全てのものはまず心の中でできあがる

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
大自然にあるものは別として、私たちを取り巻いている全てのものは、まず私たちの心の中でできあがって、その後から形となって現われたものなのです。

日常何気なく使っているペンもテーブルも洋服も、全て、誰かの心の中にあった思いが形となって現れた結果なのです。

想像力は無限なのです。

その想像力が心の中で何らかの形としてできあがるのです。

私たちが目にしているものは、それらの想像力が実際に物質として作り上げた結果の物なのです。

この想像力を形にすることによって、人類は文化を進歩させてきました。

このことは、目に見える有形の物だけでなく、目に見えない無形のものについても同じことが言えるのです。

会社が倒産する時も、既に経営者の心の中で、一度倒産しているのです。

そして後から、実際の形となって倒産するのです。

どんなに苦境に立たされていても、経営者が、絶対に立ち直らせてみせる、と真剣に思っていたら、それなりの知恵やアイデアが浮かんできて、倒産しないのです。

客観的な状況は同じであっても、経営者の心の中の状態が違えば、表面的に現れてくる結果は変わるのです。

逆に、発展している会社では、経営者の心の中や、従業員の心の中で、既に発展している姿が鮮明にできあがっているのです。

そして計画ができるのです。

後は具体的に、行動することによって、心の中の繁栄が実際に数字となったり、業績となって現われてくるのです。

個人についても、いつも失敗ばかりしている人は、心の中で、失敗している姿や、途中で投げ出している姿を作り上げているのです。

そして、心で描いた通りの結果を出しているのです。

何をやってもうまくいく人は、心の中でうまくいっている姿をイメージ化、ビジュアル化することに慣れているのです。

スポーツの世界では、勝ちぐせや負けぐせというものがあります。

ほとんど実力は変わっていないのに、ある日突然、勝ち続けたりすることがあります。

これは、その時の心の中に、勝っている姿が鮮明にできあがり、それが自信となって、よい結果を生み出しているのです。

負けぐせの場合は、心の中に、全く逆の姿ができあがっているのです。

スポーツの世界では、勝負がはっきりしていますから、このような心の状態が顕著に出てきます。

日常、私たちの実生活のなかでは、はっきりしにくいことが多いのですが、心の状態が結果となって現れていることは、全く同じことなのです。

全てのものは、まず心の中でできあがる、ということを自覚してください。