2101.満月理論71

真我日記

 

写真はからやまさんの唐揚げ弁当です。ガッツリ美味しくいただきました。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

2.言葉のマジック②【「他人に語る言葉」を変える】===========

仮に「わかりました」という返事が返ってきたとしても、あなたが伝えたように相手が行動できていなければ、わかったことにはなりません。

 

では相手に自分の思いを伝えて、その気を起こさせるにはどうすればよいでしょうか。

 

一つには、「相手に相手自身を説得させる」という方法があります。

 

言葉のマジック①で話した「他者説得」が、同時に「自己説得」になる、という心の性質を利用するのです。

 

「相手の口」から「あなたが伝えたいこと」を言わせるということです。

 

そのとき、あなたの思いはあなたの思いというだけではなく、相手の決意になっているということです。

 

商品を売るとき、お客さんの方から「これは良いものですね!」と言ったとします。

 

すると、それはお客さんが自分で言っていることになりますので、そこには何の抵抗も違和感もありません。

 

このときお客さんはお客さん自身を説得しています。

 

もう一つ重要なのは、相手に語りかける言葉の種類です。

 

相手に語りかける目的は、自分が伝えたい内容が相手に「ストンと入る」ことです。

 

では、どうすれば「ストンと入る」のでしょうか。

 

それは、その相手に「一番なじみのある」方法を使うことです。

 

目的はあなたが喋ることではなく、相手に伝わることなのです。

 

「方言」を使った方が伝わるのであれば方言を使えばいい。

 

「外国語」を使った方がよければ、外国語を使う。

 

「論理的」に言葉をつないだ方が伝わるタイプもいれば、「感情的」に言葉を選ばずにうったえたほうが伝わるタイプもいます。

 

相手にとってどうしたら正しく伝わるのかを考えればよいのです。

 

そして、

 

「お答えになりましたか?」

 

「どうお感じになりましたか?」

 

「ご理解いただけましたか?」

 

などといったように、正しく伝わったかどうかを、常に確認することです。

 

ここまでの話をまとめます。

 

結局のところ、「他人に語る言葉」で重要なことは、「他人に意識をおく」ということです。

 

自分ひとりのコントロールは「心の操縦かん」で話したように、飛行機の操縦かんを握らされているあなたひとりの操縦かんさばきがポイントです。

 

しかし、相手とのコミュニケーションの場合は、自分一人だけではありません。

 

相手とのコミュニケーションのときには、飛行機を操縦というより、乗馬の手綱さばきをしていると思って下さい。

 

車や飛行機なら故障がない限り、操作通りに動きます。

 

でも馬はそうはいきません。乗り方は共通していても、習性や性格によって変わってきますよ。

 

きちんと調教されていて、人を乗せることに慣れている馬なら、きちんということを聞いてくれるかもしれません。

 

しかし、人を一度も乗せたことのない野生馬の場合は、乗ったとたんにふり落とされてしまいます。

 

あなたが、乗っている「馬をきちんと理解」できたとき、馬が動いてくれるようになります。

 

「馬の理解」とは、まさに、「相手の理解」です。

 

「相手に意識」をおいたうえで、「言葉のマジック」を使ってください。