写真はざるそばと肉野菜炒めです。夏場になってくると食べたくなりますね。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
2.言葉のマジック②【「他人に語る言葉」を変える】===========
「目的を明確」にして、はじめてその目的を達成するための手段や方法が明らかになります。
たとえば、「どんな状況」で「相手がどんな人」で、そのなかで「自分はどうしたいのか」ということを、しっかりと意識しなければいけません。
そうして、はじめてどういう言葉をかけるかが決まるのです。
言葉にはたくさんの種類があるからです。
どんな言葉を選ぶべきか、どんなことを伝えるべきか、それを状況から適切に判断しなければなりません。
何でもかんでも思った通りに言葉を出せばよいというものではありません。
何も考えずに正直に伝えたことで、かえって相手を傷つけてしまうこともあるのです。
癌の患者さんが、いたとします。
あなたはどうしてあげたいですか。
その患者さんを「生かしてあげる」ことが目的なのであれば「大丈夫だよ」と言ってあげることが必要な場合もあります。
正直に伝えたことで落ち込んでしまい、かえって癌が進行してしまったら取り返しがつきません。
この場合の「大丈夫だよ」という言葉はウソにはなりません。
なぜなら「目的が明確」だからです。
「人をみて法を説け」と昔からいわれていますが、その状況によって使う言葉が非常に大切になります。
「いまどういう状況なのか」という状況の認識と「自分がどうしたいのか?」という目的の把握を、常に心がけてください。
本音そのものが喜べないのは、はじめのうちは仕方ありません。
しかし、そんなときには、一つの原因が考えられます。
相手や状況の「良いところが見えていない」ことが意外と多いのです。
見えないから、その良さがわからなくなり争ってしまうことがあります。
しかし、この言葉のマジックを使うことで、相手や状況の良いところを発見できるようになります。
先ほどの「苦情のありがたさを発見する」という例と同じです。
例えば、あなたが気に入らない相手を誉めたとします。
相手は、誉められたことによって態度が変わりました。
その反応をみて、あなたも心から嬉しくなってきました。
あなたは、誉める前の相手と誉めた後の相手とどちらが好きでしょうか。
もちろん、誉めた後の相手の方が好きだと思います。
誉める前よりも、ずっと好きだと思います。
それは、あなたが言葉を投げかけることによって、あなたの本音が変わったからなのです。
言葉を投げかけたのは自分です。
「心にもないこと」を、あえて言ってみることによって回転がドンドンよくなるのです。
ですから、相手から「こんなこと言ってほしいなぁ」なんて待っていてはダメです。
自分から投げかけるのです。
そうすればあなたの回転がドンドン速くなります。
自分の言葉が、どうすれば相手に最もよく伝わるかを考えることも大事です。
学校の先生や親が子供に説教するとき、子供に伝わらないことは多いです。
相手に思いが伝わらないのです。