1282.青年よ己を知ってから大志を抱け

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

私が以前、講演をおこなったとき、あの有名なクラーク博士の「青年よ、大志を抱け」の言葉にひと言つけくわえて、「青年よ、己を知って、大志を抱け」というテーマでお話をしたことがあります。

経済的な理由やまわりの環境などさまざまな理由から、本来向いていないと感じているにもかかわらず、いまの仕事についている人が多いようです。

社長に向いていない人が社長を目指したり、営業に向いていない人がセールスの仕事に就いたり、本来、天から与えられた自分の役割や使命を知ろうともせず、がむしゃらにがんばってみても、結局は無理があって長くは続かないのです。

ユリはユリとして立派な花を咲かせますが、決してバラになろうと努力はしません。

人だけが本来の咲かせるべき花を自覚せずに、ああなりたい、こうなりたいとよそに目標を置いて無駄な努力をしているように思います。

大志を抱く前に何よりも大切なことは、己を知るということです。

その上で、自分を最大限に活かす目標を持つことです。

孔子は、「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」と説いています。

これは、朝、自分の生きるべき道、目的や使命がわかったら、今晩死んでもいいくらいだ、という意味です。

つまり、人にはそれぞれ、その人にしかできない役割や使命があるということをいっているのです。

世界中には五十五億人ともいわれる人がいますが、だれ一人としてあなたの代わりはできないのです。

あなたという人間はたった一人しかいないのです。

己を知り、己に与えられた役割をまっとうしていくと、世界中でその人にしかできない役割を果たすことができるのです。

いまの日本の社会では、この己を知るという教育がほとんどなされていないように思います。

学校教育でも知識を詰め込む教育をしているようにしか見えません。

そういう考え方が社会全体に欠落しているのかも知れません。

その結果、自分自身の本当の役割や使命を知らないまま一生を終わらせてしまう人がほとんどなのです。

これからの世のなか、この己を知るということが何よりも大切なことなのです。