1144.本当の成功と失敗とは?

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「本当の成功と失敗とは?」
についてです。

そもそも、
成功とは一体何なのでしょうか。

まずは、

成功と失敗の概念を
把握していくことが大事なのです。

お金がたくさん入ること、

出世すること、

会社を伸ばしたことを
成功として捉えることはできます。

しかし、
会社を倒産させたり、
リストラに遭ったりすることによって、

家族の大切さがわかったり、

人の痛みが
わかるようになったりするのです。

また、
自分自身を見直す心も出てきます。

失敗と思えるような事態になって、
逆に魂に磨きがかかるということが
あるのです。

ちょうど、
包丁は空中では砥げませんが、

砥石があって
初めて砥げるのと同じで、

私たちが
一見摩擦と思えるようなことで、

魂に磨きがかかるということが
あるのです。

自分の魂に磨きをかけることを
成功として捉えたとしたら、

もしかしたら、
失敗している人の方が
成功している可能性があるのです。

成功者の方が
失敗している可能性があるのです。

お金ばかりを追いかけて行くと、
世の大富豪オナシスのように
なりかねません。

昔、テレビ番組で、
彼の人生を取り上げているのを
見ました。

オナシスは、
世界で一番の大富豪に
なったことのある人物ですが、

晩年は
とにかく不幸の連続でした。

ケネディーの奥さんを
妻にもらったのですが、

オナシス家とケネディー家は、

まるで、
悪魔にとりつかれたのではないかと
思われるくらい悲惨な状態でした。

コメンテーターの女性が、

最初は
「オナシスみたいな人の所に
お嫁に行けたらいいわね」と
言っていたのに、

番組のおしまいには、
「あんな家に行ったら大変…」に
変わっていました。

今までは、

お金やモノを
いっぱい持っている人のことを
成功者と捉えていましたが、

そういう成功の概念を、
そろそろ時代と共に
変えなければいけないのです。

お金だけなら、
銀行強盗でも
たくさんお金は持っています。

毎日毎日、

いつでも
喜びに溢れた人生を送れた人を
成功者と捉えたらいいのです。

なお且つ、

自分に関わっている
総ての人たちが、

幸せになってくれるような
人のことを、成功者と
呼ぶような時代になったらいいと
思います。

物心両面で
豊かになる人が成功者です。

織田信長にしろ、
豊臣秀吉にしろ、
徳川家康にしろ、

昔は
みんな人を蹴落として、

自分が
成功者になっていった時代でした。

そういうのは、

人間的には
大変幼稚な成功者なのです。

幼稚な成功の時代は
早く卒業して、

次なるレベルの高い成功を
目指しましょう。

成功や失敗の概念というのは、
心が決めるのです。

自分は
どんなに資産を築いたとしても、

自分は不幸だと思えば
決して成功者とは呼べません。

オナシスも、

晩年は成功したとは
思っていなかったはずです。

この世に生まれてきた役割を
十分に果たしているかどうか。

何かを達成した一瞬だけ
喜ぶのではなく、

そこに辿り着く、

プロセスの一瞬一瞬も
喜びなのです。

いつもイキイキワクワク、

喜びに溢れた人生を送っている人が
成功者なのです。