1425.人生の目標を明確にすると仕事の目標が明確になる

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
目標というとすぐ仕事のことと考えられますが、仕事の目標の前に、まず人生の目標というものを明確にすることが重要なのです。

私たち人間は生きています。生きているということは、動物も植物も、もちろん人間も、すべて一つの何かの目的があるのです。

目的がなくてただ生きているということはないのです。

植物は植物で、きちっときれいな花を咲かせる、というそれなりの目標がありますし、人間には人間として生きていることのはっきりとした目的があるはずです。

ですから、人間が生きている目的、つまり、人生の目標というものを明確にすることが一番大事なことなのです。

だれでも人生は一度だけです。

まず、その一度だけの人生ということで考えることが重要なのです。

自分の一度だけの人生について、真剣に考え、究極的な目標をはっきりとさせ、それに向かって行動していけば、充実した素晴らしい一生を送れるのです。

これが人生の哲学になり、信念となるのです。生きる姿勢そのものです。

目標をはっきりさせた人生の中で、仕事や私生活を考えていけば、おのずと仕事の目標や私生活のあり方が明確になってきます。

例えば、家を建てる時にも、まず建てたい家はどういう家なのかをはっきりさせなければなりません。

建てたい家が明確になって、初めて設計図ができ、それに必要なお金、資材、日数などが明らかになってきます。

また、電車に乗るときも、まず最終的にどこに行くのか目的地をはっきり決めて、切符を買って乗車します。

アメリカに行こうと決めたならば、飛行機に乗るために成田空港に向かわなければなりませんし、北海道に行きたいのなら羽田空港を目指さなくてはなりません。

目標がはっきりと決まると最初の一歩が変わるのです。

人生において、目的地を明確にさせないまま出発してしまえば、何の目標も持たずに生きていくことになり、こちらにふらふら、あちらにふらふらと、ただやみくもにかけずりまわって後悔だらけの人生を送ることになるのです。

そういうのを『海に流れるコルク栓』と表現して、波間のコルク栓のように、波に任せて行ったり来たりしてしまい、自分のやりたいこともやらずに、個性も出さずに人生を終えてしまうことになってしまうのです。

人間、生きているからには「自分は何のために生きているのだろう」「本当にやりたいことは何だろう」ということを明確にして、自分はその方向に本当に向かっているのだろうかということを、常に意識しながら生活していく事が大切です。

まず、今、現在からの自分の人生の目標をはっきりさせて、ご自身の行くべき道をしっかりと見定めてください