写真はミネストローネスープです。いろんな具が入って美味しかったです。
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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。
【勝つ=愛する】===================
「エンジンを切って」相手の話を聞きましょう
以前、ご夫婦の受講生の相談を受けたことがありました。
奥さんが「うちの主人は、私のことをまったく聞いてくれない」と言うのです。
ご主人は「そんなことはない」と反論しました。
奥さん曰く、例えばご飯を食べに行こうとご主人と車に乗り込むと、ご主人はいつも車を走らせながら「どこに行きたい?」と聞いてきて、その時点でもう自分(主人)が行きたい店の方向に向かっていると……
話を聞いていると言ってもいつもそんな感じで私の話を聞き入れていない、聞いてないのと同じで、そんな主人を信用できなくなって……と奥さんは話しました。
そこで私はご主人に、「エンジンを切って、車を止めてから奥さんにどこに行きたいかを聞いて、それからエンジンをかけて走り出してみてはどうですか」と言いました。
要は、何かをやりながら聞くのではなく、一度止まって、奥さんのほうを向いて話しを聞くようにしたらどうですか、ということです。
その後ご主人から、「佐藤先生のアドバイスを実践して話しを聞く姿勢にしてから妻の言葉を聞くようにしたら、夫婦仲がよくなってきました」と報告がありました。
男性の場合、意図的ではなくてもこのようなことが起こるようです。
話しを聞いていないわけではなくても、(男性は)すでに自分の決めた目的に向かっていたり、そちらに気を集中していたり、自分の心や頭に浮かんだことを考えながら話しを聞いている(それが態度にも表れたりする)と。
それが女性にはうんざりされてしまうようなのです。
夫婦間で何か問題があるようなら、旦那さんはとにかく奥さんが何か言ったら、まず心の中で「エンジンを切ってから」とやってみましょう。
このご夫婦のように効果があると思います。
ある話では、この夫婦のようなことは男性と女性の脳の違いから起きるといわれています。
原始時代、女性はある一箇所(家など)にいて、そこで妊娠して子供を産んで子供を育て
てその範囲内で過ごしていました。
男性は槍を持って家を出て(家族のぶんも含め)獲物を獲ることばかりを考え、たとえ家に戻ってきてもずっと外を見て獲物がいないかと目で追い、探し続けていました。
女性は足元(目の前)の子供の成長や変化を喜んだりしていましたが、それを男に伝えても男はずっと向こう(外)を見て獲物を追いかけていると……。
この状態が長く長く、何代も続いていたわけです。
そういう行動の過去からの積み重ねが、男の脳、女の脳に影響を与え、男性と女性の行動の違い、意識のズレや物の見方や接し方、考え方、態度の違いにも表れるようになったというのです。
ちなみに男脳は物事を解決する脳、女脳は共感する脳といわれているそうです。
男脳、女脳の話も踏まえると、やはり男性は一度エンジンを切って女性の話しを聞いてあげるようにするほうがいいと思います。
相手が何か答えや返事を言わなくてもちゃんと聞いてあげるだけでもいいのです。
つまり、相手の話しを聞くことに専念するのです。