1426.真実の心とは何なのかを見続ける

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
今、世界は整理の時代に入っています。

社会全体に起きていること、毎日のように飛び込んでくる不調和な事件。

混迷する世界情勢。絶えることのない戦争。難病奇病の流行から、現代人が抱える心の病。

そして、大いなる大自然に私たち人間が翻弄される事象の数々は、人類が錯覚の世界から、今まさに抜け出そうとしている現象なのです。

このような自然淘汰は、放っておいても起きる現象ですが、その真意に私たちが、いち早く気付くことが大切なのです。

そのことに気付けば、周りの人々が錯覚の中で生きている時に、物事の真実を見続けて生きていくことができるのです。

錯覚はあくまで錯覚であって、大切なのは、「本当の生き方」は何なのか、「本当の考え方」は何なのかということに目を向けていくことなのです。

実は全てのもの、万事万物は、私たちの心の中でできたものが形となって現われたものなのです。

ですから、私たちの周りにある全てのもの、出来事は実は幻であり、影であり、過去が現れているのです。

「物事の真実」を作るのは私たちの心の持ち方、考え方なのです。

そして、私たちを取り巻く出来事は、「宇宙の心」と私たち「人間の心」が混ざり合って現れてくるのです。

私たちが一番しなくてはならないのは、本当の実態、「真実の心」とは何なのか、ということを見続けることなのです。

現象や起きていることに振り回されずに、私たちが日常考えていることやそれが起こっていることの根本を見ていかなくてはなりません。

私は若い時から仕事、仕事、仕事と一生懸命がんばってきました。

とにかく朝から晩まで仕事のことしか考えずに、仕事しか能のないような人間でした。
一生懸命頑張っているうちに、私の心は疲れてきました。

しかし、私の心とは関係なく、会社の業績は伸びていきました。

そのころの私は、何でも自分の思い通りにならなければ気が済まない人間でしたから、会社が大きくなってきて、自分の目の届かない所が出てくると、不安になり、だんだん社員を疑いだし、心がマイナスの思いで満ちていますので、口から出てくる言葉はマイナス思考の言葉ばかりです。

私は焦りに焦りました。

目の前がだんだん暗くなってきました。

そして、自分の心のドアがパタッ、パタッ、パタッ、と閉まりだして、真暗闇になりました。

その心とは関係なく、会社の業績は伸びていきました。

その頃、不安な心、社員への疑い、心がマイナスの思いになり、マイナスな言葉ばかり口に出していました。

私は焦りに焦りました。

目の前がだんだん暗くなってきました。

そして、自分の心のドアがパタッ、パタッ、パタッ、と閉まりだして、真暗闇になりました。

目の前が真っ暗な状態の時には、自分自身はどうなるかと思い、恐ろしくなりました。

この時私は、「人間は座ったまま自分の身体に指一本触れずに死ぬことができる」と感じました。

心が死ねば肉体は死ぬ、ということをはっきり自覚したのです。

こんなことでは駄目だと思い、私は自分自身を変えるために、できるだけプラス思考の人、元気のある人に接するようにしたり、いろいろな心のことを学ぶ場所に顔を出したりしてみました。

精神的な心を安らげてくれる本を読んだり、テープを聞いたりもして、自分を変えるように努めました。

そして、私がいろいろともがき苦しんで、自分自身を明るい方向へもっていくように努力を続けていたある日、突然、心のドアが開きだしたのです。

パタッ、パタッ、パタッ、パタッ、パタッと心の扉が開き、パーっと太陽のような眩いばかりの光が心の中に差し込んでくるような気がしました。

そして心の中に、電話がどんどんかかってくる、たくさんの人が訪ねてくる、会社もどんどん伸びていく、多くの人が私を待っているような映像が浮んできました。

それ以降、私の運命はどんどんとよくなり、その思い通りになっていきました。

キリストは、『最初に言葉ありき、言葉は神なりき』、釈迦は、『この世にある全てのもの万物は心でできている』と説いていることを私は命懸けで体験したのです。

まさにこの世は全て心でできている、ということを私は実感しました。

私は、実家も貧しかったですし、学歴もありません。
子供の頃は、人前で話すこともできないくらい口下手で、コンプレックスの塊のような人間でした。
そして、その後の様々な体験の中で、私は何度も壁にぶつかりました。

ただ、私の特技の一つとして、「一つのことを何年でも何十年でも、絶対に諦めずに見続けられる」ということがあります。

この「絶対諦めずに見続けられる」ことによって、困難を克服し、その体験から人間というものをいろいろな角度から分析でき、「人間の心の法則」と「宇宙の心の法則」を感じ取れるようになりました。

そして自分が毎日のように変化していき、周りの人々にわずかながら影響を与えられるようになりました。

こうした様々な体験を通じて、私が感じ取った「物事の真理」こそ、「全て私たちの周りに起こってくることは、心が形となって現象となって現われたものである」ということなのです。

このことを人々に、特に若い人々に、分かりやすく理解していただき、現実的な行動にまで結びつけ、結果に現わせるようにすることが、私が命を懸けてやるべき使命であると感じているのです。

日本という国家を考えてみても、国民が一丸となって戦後の廃墟からのし上がってきました。
何もなかったから物質を追うしかなかったのです。

もっと食べ物が欲しいとか、よいものが欲しいとか、よい家が欲しいなどと物質を追いかけて、結果的には物質面で豊かな国になりました。

振り子が反対に振られるように、物質面を追い求めた反動で、これからは精神面を高めていかなければなりません。

時代は変化しているのに、物質的なものをただやみくもに追い続けた結果がバブル経済の崩壊なのです。

そして現代の人々が、「今の物質偏重の世の中で何かが足りない、何か変だ、このままでよいのか」と敏感に感じとってきたことが、精神面を重視した心の時代といわれるようになった背景です。

その中で、あらたな宗教や、占い、霊能力などの精神世界がブームになったりしていますが、私から見ると非常に極端なのです。

一方は、お金や物質だけを追いかけている種類の人間。

もう一方は、あまりにも精神的な面を強調しすぎて、霊能とか奇跡だけを追い続けて、現実を見ないで生活をしていく種類の人間です。

今、本当に必要とされているのは、私たちが日常の生活や仕事をしている中で、
「どういう生き方をしたら、人間として最高の人生を送れるのか」
「最高の幸福を掴めるのか」
「本当の意味で物心ともに豊かになれるのか」
「人々との調和を図れるのか」
ということを分かりやすく伝えていくことなのです。

しかし残念ながら、いろいろな本を読んでも、話を聴いても、そういうことを分かりやすく、行動に、生活に活かせるものが少ないような気がします。

その理由として、「本当の真理を掴んでいない」「真理を理解しても、難しすぎて、学んだ人々が、実生活の中に活かしていけない」ということがあげられます。

私は、それをできるだけ平易な言葉で、分かりやすく、子供でも分かるように伝えていきたいと考え、このブログを執筆しています。

このブログの中では決して難しい言葉や崇高な言葉などは使わず、どなたでも一度読んでいただければすぐ分かるような言葉で表現しています。

また、このブログの内容は、私自身が体験の中から命懸けで苦しんだ結果の産物として生まれてきたものです。

体験の中で感じたこと、インスピレーション、普段考えていることを記述したもので、何かの知識として頭に入っているものを表現したものは一つも無いはずです。

私の本当の力はこれから出てくると思っていますが、深い心の世界をできるだけわかりやすく、実行に移しやすく、誰にでも生活の中に使っていけるように、発信していくことが私の使命だと思っています。

人間は、自己の心を高めることによって、自分の運命を切り開いていけるのです。

私自身も最近になって驚くほどよいことがどんどん起こってきて、自分自身でびっくりしている毎日を送っています。

本ブログで今後紹介予定の、『原点の心』も『成功と幸福を呼ぶ言葉』も、ある日突然、自分の心の中から言葉が湧き出たものの一部です。

私は人間の無限の可能性を信じています。

このブログを通じて、一人でも多くの方が、元気が出てきたり、希望が湧いてきて、自信に満ちた素晴らしい人生を踏み出すきっかけになっていただければ至上の喜びです。