佐藤康行の言葉をお伝えします。
「知る」「信じる」「みえる」といった、
私たちの人間の心を通して
認識する段階を超越して、
「無い」「在る」という世界があります。
般若心経では、色即是空、
空即是色といって
「色という物質的存在には
固定的な実態が無い、
しかし同時に無いということによって
現象界の万物が成り立っている」
といわれています。
つまり、全ては「無い」
という真実があります。
しかし、では全ての実態が
「無い」と頭で理解したところで、
現実に私たちの目の前には
あらゆる現象があって、
それが「無い」とは捉えにくいのです。
そこで、更にその奥に
「在る」という捉え方があります。
これは、私たちの心が捉えている現象、
その実態は確かに「無い」のであるが、
それら全てが、
神の愛として顕れている、
そこには全てが神の愛として
「在る」のです。