佐藤康行の言葉をお伝えします。著者成功と幸福を呼ぶ言葉より
私たちの心に浮かぶことは、本当はできることなのです。
なぜそれができないかというと、心に一般的な既成概念が入っているからです。
「そんなこと誰もやったことない」とか「そんなに現実甘くない」「お金がない」「協力者がいない」「自分はそんなに頭がよくない」というようなことが浮かび上がってくるのです。
そして、心に浮かび上がったことを自然に打ち消していくのです。
純真な子供に、思いつくままに夢を語らせると、次から次へと、どんどん出てきます。
いろいろと経験している大人が聴けば、思わず失笑してしまうようなことまで、子供からは出てきます。
それに対して「そんなことは無理だ」と、過去に積み重ねてきた、自分勝手なバリケードによって、自分自身だけでなく、子供の夢まで打ち消してしまうのです。
しかし、私たちの身の回りの大自然以外のものは、誰かの心に浮かんだものを、現実化した結果のものなのです。
電気も自動車も飛行機も、人類が作り出してきたものは、全て誰かの心に浮かんできたものを純粋に追い求めた結晶なのです。
将来においても、人類にとって画期的な発明は、他人から見れば非現実的なことを追求する、純真な心から生まれてくるでしょう。
ですから、私たちの心に浮かび上がってくることは、天の声であって、全てできることなのです。
また、そういうものしか浮かばないのです。
現在、月収が二十万円の人が、来月から月収一千万円にするということは、心に浮かんでこないのです。
そうなりたいという願望はあっても、心の中で本気で信じていないのです。
信じられないことは出てこないのです。
心の奥から浮かんでくることは、できることなのです。
ただ、時間的段階が必要なのです。
ですから、浮かんできたことはできるということを信じて、早く実現に向かって行動を起こすことです。
しかし、私たちが頭で考え、いろいろな理屈で、こうあらねばならないと考えることと、本当に心から浮かび上がってくることを、混同してしまうのです。
魂の底から自然に浮かび上がってくることと、こうあらねばならない、という頭で考える世界との区別がつけにくいのです。
心の奥から出てくる本質的なものを、見極められるようになることが重要なのです。
本質的なものを見る目を養うためには、自分の魂を高めていかなければなりません。
まず、自分の魂を高めることです。
そうすれば、心の世界と頭の世界との区別がついてくるのです。
心の中から浮かび上がってくることは、必ず実現できることなのです。
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