2579.救う救われるがない世界

真我日記

写真はホテルのロビーに飾っていた雛飾りです。とても華やかで見ていて気持ちが良いです。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

真我の鏡返し」を言葉で実践する場合には、

どのように進めていけばよいのでしょうか?

 

人の実態は、真我そのものということですので、真我を別の言葉で表現すると、

「愛、光、完璧、感謝、喜び、完全、無限、ひとつ、大調和、永遠、….」だとすれば、

これが、人の実態ということになります。

 

人は誰しもが、

「愛そのもの、光そのもの、完全で完璧であり、感謝そのもの、喜びそのもの、

ひとつでありすでに大調和していて、無限で、永遠の存在である」ということです。

 

でも、そう思っていない、実感していない、自覚していないために、

その自分が現れてきていない状況になっているのです。

 

真我が現れるのを邪魔しているものが、

偽我=過去の記憶だということは、承知のとおりです。

 

 

ちょうど真我が太陽だとすれば、偽我は雲に例えられます。

 

真っ黒な雨雲に覆われ土砂降りになっていても、

雲の上には常にサンサンと太陽が照っています。

 

今自分がいかなる状況にあろうとも、

たとえ最悪と思われることに身をおいているとしても、

常に自分は真我=太陽そのものであるということです。

 

「ありのままの自分」というのは、偽我でなく、真我のままの自分という意味です。

 

そこで、真っ暗な闇の中にいると思っている相談者に、

「あなたは、太陽ですね」と返していくうちに、

その雨雲が晴れてきて、太陽の光が差し込んでくる感じです。

 

すると、やがて、雨雲がきれいになくなって、太陽いっぱいになっていくのです。

 

まず、カウンセラー自身が、太陽として存在することは重要ですが、

この場合、相談者をカウンセラーの太陽の光で照らすというのではなく、

相談者の中にある太陽を、

カウンセラーが映し出すということが最も大事なところなのです。

 

あえて「救う」という表現をすれば、カウンセラーが相談者を救うのではなく、

相談者自らが、自分で自分を救うということです。

 

ノーベル賞に輝いた山中教授のips細胞は、自分の細胞で自分を修復するといいます。

この自分で自分を修復することを持って、

心のドクター佐藤康行先生は、このカウンセリングをipsの心版とも言われます。

 

 

その観点からですと実は、救う人、救われる人がいないということなのです。