2580.相手の言ったことをそのまま返すとは

真我日記

写真はバターチキンカレーとチーズナンです。甘めでとても美味しかったです。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。

【質疑応答1】

研修生:

人の話を聞くということについて質問です。

どうしても人の話を聞いてる間に、自分と照らし合わせたり、

自分の心のフィルターを通して聞いてしまいます。

そうすると、人の本当の悩みはどこにあるのか、違った感じに聞いてしまったり、

大事なことを聞き落したりする可能性が不安なんですけど、どうでしょうか?

 

 

佐藤先生:

そうね。そのために訓練してるんです。

 

オウム返しって、もっと言うなら「鏡返し」と言ってもいい。

 

相手が言ってることをキャッチして、そのまんまお返しする。

 

そのための訓練なんです。

 

相手が言ったことを黙って聞いて、そのまま何も言わないと、

自分なりの理解で勝手に相手のことを評価して、勝手にそう思い込んじゃったりする。

 

そうならないための訓練を何回もやってるわけです。

 

「今、Nさんは、こういうふうにおっしゃいましたよね。

『自分のフィルターをどうしても通すんで、どうしても不安なんですけど、

相手を正しく聞けないんですけど』そうおっしゃいましたよね」とお返しする。

 

そうすると、「ああ、分かってくれた」と思うでしょう?

 

そういうことです。

 

それを、「フィルターを通すって、何で分からないんだろうな」とか、

いろんな余計なことを考えちゃってね。

 

それは自分のフィルターを通してる。

 

とにかく相手はそう思ってるんだから、それをそのまんま。

 

だから、自分をここまで全部入れないんです。

 

ここに置いておくんです、相手の言ってることを。

 

相手の言ってることを、ここでとどめるんです。

 

そして、そのまんま返す。

 

「今、こういうことをおっしゃったのは、こういうことですね」

 

そこに当然評価とか、そういうものは入れない。