1361.事実・真実に目覚める教育

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。
昔は士農工商のような身分の上下関係があった。今はだんだん平らになっている。

でも、ほんとうは上下というのは人間が決めることではない。事実と役割で見ていく必要がある。

例えば、男女平等といっても、人間としては平等だが、男と女とではそれぞれ役割が違うのだ。役割の違いをもう一度、原点に返って考えることが必要なのである。

男性は妊娠しないが、女性は妊娠する。原始時代を振り返ってみると、女性が妊娠したお腹で獲物を捕りにいくことはできない。

だから筋肉隆々のたくましい男が槍を持って狩猟に出かけたわけである。このようにそれぞれの役割が自ずと決まっていたのだ。

それと同じく、親と子どもも役割が違う。親という役割、子という役割がある。社会の役割から、様々な役割がある事実を認識させる。

これこそまさに宇宙の法則とい言っても過言ではない。正しい法則を学び合う、あるいは自覚することが大切なのである。

これは人間の頭で考えることではなくて、事実を見ていく、ということなのである。

「役割」と「使命」とはまた違うのだ。

「使命」というのは普通頭で考えるものとして捉えられがちである。

しかし、使命というのは本当は頭を無くした時、初めてわかるものなのである。

例えば、心臓は使命を持っているわけではないけれど、動いている。心臓は何回鼓動してやろうと意識して動いているわけではない。その事実を自覚することが大切である。

心臓の動きだけでなく、地球の動きも同様である。地球は意識的に回転速度を調節しているわけではない。私たちが生きていること自体、心臓の鼓動や地球の回転と同じことなのである。

そこに目覚めていく。

そこにすべての役割、例えば医療の方法、教育の方法、科学の方法など、どうしたらよいのかの答えが全部あるのだ。

最初から既に一番よい方法があるのだから、その一番よい方法に目覚めればいいだけなのである。

ただ、ほとんどの人がそこに気づいていないようである。

「宇宙と調和する」というよりも、むしろ最初から既に宇宙と調和していることを自覚することが大切なのである。

たとえ戦争をしていても、人類は最初から宇宙と調和しているのである。どんなときでも調和しているのである。

ただ、それを自覚しているかしていないかの違いだけなのである。

心臓が動いているのを自覚している人と自覚しない人とがいる。

しかし、自覚しようがしまいが心臓は動いている。だから、その事実に目覚めさえすればよいだけである。

宇宙の法則を人間が認める認めないなどと議論すること自体おこがましいのである。人間がどう思おうと事実は事実として存在しているのだから。