1241.仕事の中に人生を入れるのではなく、人生の中に仕事を入れる

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

私生活において全然違ってきているという時があります。

それはいろいろな人に何回も言われて繰り返しているうちにそうなってしまっているだけなのです。恐ろしいことです。

人間というのは妄想することがあるから一番間違う可能性があります。

人間は何でも考えることができるのですから、根本の元の部分を変えていくことが大事なのです。

人間を変えるということは我々の心を変えるということです。

我々の心が変われば出会う人が変わるのです。

そうすると縁が変わっていくのです。

いろいろ縁が変わるのです。

経営者は経営者で集まるというように同じような人が集まってきます。

何故かというとそういう同じような心を持っているから、同じ人が集まってくるのです。

だから我々が成功したいと思ったら、成功した人の集まりの心の中に入っていけば、自分の心が同化していくのです。

そういう根本的な部分から考えていくことがいかに大事かということです。

我々は仕事をします。

男の人だけが仕事をしているわけではありません。

家事ということも一つの仕事だとすると、主婦だって仕事をしているのです。

仕事をしていない人はいないはずです。

ただ、仕事という観点の前に人生という観点でものを考えて見る必要があると思います。

私の場合、自分で事業をやっていて壁にぶつかったことは何回もあります。

私は総てに真剣に考え込むタイプであるので、その度に考え込んで落ち込んだこともあります。

とにかく自分を変えようとしてあらゆることをしたのです。

そうこうしているうちにあることに気がついたのです。

それは何かというと「ああ、俺は仕事、仕事で知らないうちに人生を仕事の中に入れていたのだ」と。

人生というのは今日現在から死ぬ時まで、そして過去があるのです。

トータル的な人生と、我々が今生きているという現在の人生があります。

本当はその人生をより豊かにするために仕事をやっているのです。

しかし知らないうちに仕事の中に人生を入れていたのです。

小さな器の中に大きなものを入れようとしていたのです。

この考え方が間違っていたことに気づいたのです。

本当は人生の中に仕事を入れるべきであったのです。

そうすると仕事は手のひらに乗っかり、たやすいことだということに気がついたのです。

仕事をしていく中で、山あり谷ありというように辛いことがあっても、そんなものは一つの経験であって、大したことはないのです。

人生という観点で考えるのです。

そうすれば楽になるはずです。

自分のやっていること、細かいことでもスケールが大きくなるはずです。