1163.新しい仕事に違和感を感じている人へ

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

新入社員として
会社に入社したら、

最初はいろいろと
その会社のやり方を強制されますよね。

そこで、もし
(オレにはこのやり方は合わない)と
思ったとしても、

私は一回そのやり方に
則ってみるべきだと思います。

「守・破・離」と
いう言葉があります。

まず最初は
基本をしっかり抑えること、

それからそれを破って、
そして離れるということ。

最初は
自分ではわからないんだから、

まずは、
今まである一番良いノウハウを
自分のものにしたらいいんです。

会社には長年のノウハウが
蓄積されているんだから、

まずは黙って
それに従ってみることです。

それができるようになってから、
初めて自分の個性を出していったら
いいのです。

基本もできていないのに、

最初から
自分の個性を出して行こうとすると
滅茶苦茶になりますから。

折角縁があって
その会社に入ったんだから、

もし方針が合わないと思ったとしても、
悪いことをやっているのでなければ、

三ヶ月とか半年とか決めて、

完全にそこのノウハウを
自分のものにしてから転職しても
遅くはないと思います。

やるだけやってみたらいいの。

どこの会社に行っても、
似たようなことはあるものだしね。

「自分の考えと合わない」と
言っていたら、

どの会社に入っても
転職することになります。

そうすると、
上っ面だけを
舐めるようになってしまって、

何も得られないで
終わってしまいます。

それだけは避けないとね。

私は若い時から、
会社に勤めたら次のことだけは
守るようにしていました。

一つは、
嫌になって辞めることはしない
ということ。

「人間関係が嫌だから」とか
「仕事が辛いから」という理由では、

絶対に
辞めないと誓っていました。

むしろ、
辛い時こそ
がんばろうと思っていました。

そして、
もし会社を辞める時は、

本当の自分自身の使命がはっきりと
わかった時だと決めていました。

今から思うと、
その姿勢で
本当に良かったと思っています。

そのことによって、
考えが深くなったと思うから。

嫌になって辞めるのは簡単だけど、
そこからは何も学べない。

そういう時にこそ、
魂に磨きがかかる可能性が
あるんです。

“若い時の苦労は買ってでもしろ”
というのは本当だと思いますよ。

だから、むしろ、
そこの一番優秀な社員を追い抜いてから
辞めるくらいの気合を、

是非見せて欲しいものですね。