851.愛の反対は価値観

佐藤康行の言葉をお伝えします。

愛の反対は価値観
についてです。

日本人は同質性が高いので、
他人の考えていることを
察するのが得意です。

この同質性を高くする
ということは、

新時代に大切なこと
ではないかと思われるのです。

というのは、
人間は表面こそ違え、
心の奥底では皆
つながっているからです

世界にはさまざまな
宗教や哲学、政治形態
がありますが、その根本には
人間の真我があるからです。

真我に目をやれば、
人間は対立するはずがないのです。

真我は愛そのものです。

そこにあるのは融合であって、
対立などあり得ません。

愛には区別も差別もないのです。

区別や差別を作るのは
人間の業であったり、
観念であったりします。

愛の反対は、「憎しみ」や「恨み」
と考える人が多いと思いますが、
私は愛の反対は「価値観」
だと考えています。

誰しもが知らず知らずのうちに
自分なりの価値観を
育んで生きています。

世の中には

「自然が一番大事だ。自然を守れ」

という人もいれば

「自然も大切だが、
人間の経済活動はもっと大切だ。
環境保護はその後だ」

という人もいます。

こうした価値観の違いが、
現実の社会でさまざまな
対立を生んでいます。

価値観とは、個々人の歴史や
さらにその親、そのまた親
といった先祖の代から
受け継いでいる場合もあり、

そうそう変えることの
できるものではありません。

ですから、
価値観の対立とは
深刻なのです。

夫婦間でも、
価値観の違いが
離婚にまでいたることは、
ご存じの通りです。

人間が価値観を
ぬぐい去ることは、
ほとんど不可能に
近いといえます。

ならば、
価値観を上回るもので、
結びつくしかありません。

それが真我です。

日本は、あらゆる意味で
真我を発現しやすい国
といえます。

自他の境界をなくし、
一体感を尊重する日本人は、
新時代のモデルになる
のではないかと思われます。

すべての価値観は、
真我という土台の上で
築かれるべきです。

正しい土台のない価値観は、
偏見と変わりません。

そして日本人は、
人類不変の真我という
価値観を見出すべき
国民であると、
私は信じています。

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