850.自分が正しいが間違いの始まり2

佐藤康行の言葉をお伝えします。

自分が正しいと思ったときから
間違いが始まるについてです。

「自分は間違っていない、絶対正しい、
間違っているのはあいつの方だ」

とくに
中小企業の社長タイプの人間は、
このように自分の考えを
絶対化する傾向があります。

部下のいうことも聞かず、
自分の思い通りに
行動する社長は、
今も昔も多いことでしょう。

私もかつてはそうでした。

自分は正しい、
自分の考える通りに
やれば間違いはない。

こう考えて、部下たちを
引っ張ってきました。

しかし、
こうした姿勢は必ず、
行き詰まります。

あるとき、私は
こんな言葉を本で読み、
愕然としました。

「自分が正しいと思ったとき
から間違いが始まる」

まさに、自分の欠点を
いい当てられた気持ちでした。

自分が正しい、ということは、
対立する相手は間違っている
と決めつけることです。

相手も自分が正しく
相手が間違っていると
考えていますから、

これは闘いにならない
はずがありません。

お互いに、
相手を受け入れる心が
失われていくのです。

豊かな心、大きな心が
消えてしまうのです。

これまでの国際政治は、
まさにこうした状態でした。

対立が極限まで高まれば、
戦争になります。

けれども、いつまでも
そんなことでは、
人類は永久に幸せになれません。

自己絶対化をやめないと、
世界は混乱するばかりです。

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