1162.親、家族の死を乗り越えるには

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

今までずっと心の支えになっていた
愛する肉親を亡くすことほど、

この世で
辛いことはありません。

誰もが、

深い深い悲しみに
包まれることでしょう。

では、

愛する人との死別の悲しみから
逃れる方法が、

果たしてあるのでしょうか?

あります。

その究極の方法が。

例えば、
最愛のお母さんを亡くしたとします。

その時、

普通の人は、
お母さんが亡くなったということを、

お母さんが消えたと捉えると思います。

実は、
そういう感覚でいるから
苦しいんですね。

お母さんを
肉体と捉えるのではなく、

お母さんを
愛だと捉えるんです。

そうすると、

肉体がなくなっても、

お母さんの愛は
自分の中にあるわけですから、

「お母さんは本当は生きているんだ!」
ということに、
気づくことができるんです。

あ母さんを愛だと捉えると、

お母さんは、
むしろ生きている時以上に、

あなたを支えてくれているということが
わかるはずなんです。

だって、

生きている時には、
失言もあったでしょうし、

肉体があるゆえに
不便も多かったじゃないですか。

だけど、

肉体が滅びれば、
後は愛だけが残るじゃないですか。

だから、

生きている時以上に、
あなたの大きな支えになって
くれるんです。

生きている時でも
遠くに離れていたら、

亡くなってあの世に行くのと、
心の支えという意味では同じでしょ。

真我を本当に体感したら、

お母さんは
生きているんだということが

はっきりと
自分の中でわかるようになりますよ。

そうしたら、
ものすごく楽になりますよ。

死んで亡くなったと思うのと、

今でもずっと支えてくれていると
思えるのとでは全然違いますから。

ましてや、

母の愛のパワーというのは
ものすごく大きなものだから、

それを失ったと思ってしまうと、

精神的にとても危険な状態に
陥ってしまう可能性があるんです。

肉体だけを存在だと捉えると、
そうなってしまう。

だけど、

真我を存在として捉えると、

生きていようが死んでいようが
関係はなくなる。

真我と言うのは、

同じ命でも永遠の命のことを
言うんです。

永遠の命、
全体の命、
全てとつながっている命のこと。

それを体感することができたら、
俄然元気が出てきますよ。

天国から
元気のない子どもの顔を見たら、

お母さんだってやっぱり
悲しいじゃない。

あなたが元気がないと、

そのことが
親不幸になっちゃうんですよ。

親は、
子どもが幸せになることを
一番望んでいるのだから。

だから、

自分が
輝いて明るく生きていることが、

最大の親孝行なんです。