1152.親が学ぶことで子どもがおかしくなるとは

真我日記

佐藤康行の言葉をお伝えします。

「一生懸命学ぶことで、
子どもがおかしくなっている」
についてです。

いろんな人を見て来て
わかったんですけど、

親があんまり
宗教、道徳や倫理を
一生懸命学んでいると、

その子どもが
おかしくなることが多いんです。

それも
ものすごい確率で。

なぜかと言うと、

親が子どもを教わった通りの形に
はめようとするからです。

理想の形に
育てようとするからです。

でも、

生命と言うのは、

自然に伸びようとする働きが
あるんですね。

種は
土と水と太陽にさえ恵まれれば、

自然と育って
きれいな花を咲かせます。

親が子どもに対して、

「こうなって欲しい」、
「ああなって欲しい」と
自分の思いで縛りつけてしまうんです。

あまりにも
理想論で縛りつけちゃう。

だから、
子どもは苦しむんです。

親が
理想論で縛ってしまうから、

自然に
伸びようとしても伸びない。

そこで親に反発して
家を飛び出して行ってしまうのが不良。

親に反発もできず、

塞ぎ込んでしまうのが
引きこもりやうつ病なんです。

自然と伸びようとする働き、
生命の働きに沿ってあげないと
いけないんですね。

宗教を学ぶのは
悪くないんだけど、

本当のことがわからなければ、
逆効果になる場合が
多いんです。

戦争もほとんどが
宗教が原因じゃないですか。

あれは、
形で作った理想論に
なってしまっているからです。

イスラエルにしても
今度のアフガニスタンにしても、

全部宗教がもとじゃないですか。

宗教は、
本当は平和のため、
幸せのためにあるはずなのに、

それが一番人を殺し、
人を苦しめている現実がある。

それは、
本当の宗教じゃなくて、

人間が作った
正義になってしまっているからです。

キリスト教で、

「人間は罪の子」だと言う。

しかし、

また一方では
「人間は神の子」だと言う。

一体、

「罪の子」なのか、
「神の子」なのか、

どっちなのか?

それは、

頭で考えている自分や、
過去の記憶、

業の自分を自分と思っていると
「罪の子」ですよ、

ということなんです。

内なる神を信じ、

内なる神を認めたら
「神の子」なんです。